本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

男が痴漢になる理由

人間の根源的な欲望の中に取扱が難しい障害があります。それが"性依存症"です。性にまつわる行動が自分の意志でコントロールできなくなることをさします。性嗜好障害(性依存症・セックス依存症)と呼ぶ精神疾患です。 // 都心の駅前に建つ精神科のクリニッ…

ひとりビジネスの教科書: 自宅起業のススメ

番組づくりを支える力は人にものを伝える情熱です。 情熱の沸点が低い人、つまり世の中の動きに感度の高い人ほど、フリーとなって自立する傾向が強い仕事ともいえます。 少し前までは独立しても生計を立てるのはなかなか難しい時代もありました。非正規雇用…

人類の祖先はヨーロッパで進化した

どうしてサルから進化した人類が体毛を失ったか? NHKスペシャル「病気の起源」を見ると人類の辿った数奇な運命はドラマのようにピンチとチャンスの連続だったことがよくわかります。 人類史をめぐっては様々な視点から世界中の学者が新たな知見を提供してく…

オウンドメディアのつくりかた

ひと昔前までよく見かけた「続きはWEBで」という広告。最近あまり見ませんよね。 それは、企業や個人が自分の力で情報を発信する力をつけてきているからだと言われます。 「マスメディア」に対して、自分たちで運営する「オウンドメディア」が身近なもの…

地頭力を鍛える

// 「地頭力を鍛える」細谷功 著(東洋経済新報社) 「地頭力」ブームを巻き起こしたベストセラーが待望の電子書籍化!! 「日本全国に電柱は何本あるか?」といった例題やその解答例から「フェルミ推定」のプロセスを紹介しつつ、「好奇心」「論理的思考力」「…

ブラック・フラッグス:「イスラム国」台頭の軌跡

// 「ブラック・フラッグス:「イスラム国」台頭の軌跡」ジョビー・ウォリック 著(白水社) ザルカウィとその後継者を中心に、ISが生まれた背景から現在に至るまでを詳細に描いたノンフィクションである。街のチンピラがアルカイダとつながって国際的なテロ…

銀翼のアルチザン 中島飛行機技師長・小山悌物語

// 「銀翼のアルチザン 中島飛行機技師長・小山悌物語」長島芳明 著(KADOKAWA) SUBARUの安全神話の源流となった男の物語。「疾風」をテストした米国空軍は、その性能に驚愕した。中島飛行機という小さな飛行機会社のエースとして、「九七式」「隼」「疾風…

足の下のステキな床

// 「足の下のステキな床」今井晶子、奥川純一、西村依莉 著(グラフィック社) 古い建物が消えていくと同時に、ステキな床もどんどん消えて行きます。昭和ノスタルジーの最後の記憶になるやもしれぬ、ステキな床の数々をお楽しみください。 ふだん何気なく…

ダークサイド・スキル 本当に戦えるリーダーになる7つの裏技

// 「ダークサイド・スキル 本当に戦えるリーダーになる7つの裏技」木村尚敬 著(日本経済新聞出版社) -社長を操ってリストラを成功に導いた部長-意思決定を遅らせる「空中ハンコ」-結果を出した、マスターオブ「アイ・ドント・ノウ」-部門間の「相互不可侵…

2017年上半期ベストセラー(新書)

// ダ・ヴィンチが発表した2017年上半期ベストセラー(新書)によると、ケント・ギルバート著 「儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇」が首位を独走中とのことです。この本屋では逆にあまり動きません。書かれていることが事実だと鵜呑みする前に、現場を…

新世紀ゾンビ論: ゾンビとは、あなたであり、わたしである

// 「新世紀ゾンビ論: ゾンビとは、あなたであり、わたしである」藤田直哉*1著(筑摩書房) 私は、ゾンビは希望だと考えています。――本文より 映画、ゲーム、マンガ、アニメなど、いたるところに立ち現れ、変容し、増殖し続けるゾンビ。腐敗し動作が緩慢なゾ…

クリストファー・ノーランの嘘 思想で読む映画論

// 「クリストファー・ノーランの嘘 思想で読む映画論」トッド・マガウアン 著(フィルムアート社) これからのハリウッド映画を牽引する映画監督、クリストファー・ノーラン。彼の映画で外せないテーマである「フィクション」や「嘘と真実」を通して、全作…

世界の美しい犬101

// 「世界の美しい犬101」レイチェル・ヘイル・マッケナ 著(パイインターナショナル) 世界の犬101を魅力的にとらえた、ビジュアル犬図鑑の決定版。 ブルドック、ヨークシャテリア、アフガンハウンド等、さまざまな種類の犬101匹を、全世界で大人気の写真家…

パイインターナショナルが今年で創立30周年

// 写真・建築・アート・デザイン・実用とアートファンにはなじみ深い出版社・パイインターナショナルが今年で創立30周年を迎えたそうです。それを記念して神田・神保町の東京堂書展ではフェアを開催中とのこと。売れ筋を観に行くことにしましょう。 者名のPI…

犬しぐさ犬ことば

// 「犬しぐさ犬ことば」雲がうまれる 著(ワニブックス) 糸井重里さん絶賛! ツイッターで人気沸騰中の、柴犬を擬人化した可愛くてあるある感溢れる作品が、待望の書籍化!2年間に投稿された1000点以上のイラスト+コピーから、犬好きの心をとらえてやまない…

東芝大裏面史ほか

// 大企業の内幕ものは企業の本質を押さえる上で大変参考になります。出版各社もこの分野に力を入れていて、パナソニックやシャープ、住友銀行などヒットを連打しています。大企業をテーマとした書籍はこれまで数々出版されてきましたが、経営書・ビジネス書…

あるかしら書店

// 「あるかしら書店」ヨシタケ シンスケ*1(ポプラ社) この本屋さんでは、「あったらいいな」という本や夢いっぱいのグッズが、次から次へと飛び出します。月明かりの下でしか読めない「月光本」、読書に付き合ってくれる「読書サポートロボ」、ふたつの本…

石原豪人: 「エロス」と「怪奇」を描いたイラストレーター

// 「石原豪人: 「エロス」と「怪奇」を描いたイラストレーター」中村圭子 編(河出書房新社) 昭和40年代、少年雑誌の「大図解」で大活躍!!伝説のイラストレーター石原豪人の全軌跡。力・毒・色気あふれる―50年に及ぶ画業が初めて1冊に! ひと昔前、児童文学…

つるとはな5号

// 「つるとはな5号」つるとはな編集部 「年上の先輩に話を聞く小さな場所」をテーマにした編集が人気の不定季刊誌です。骨太できめ細かい編集にファンが定着しています。高齢者の方に話を聞く機会が少なくなったいまだからこそ価値のある本です。世の中に…

革命のファンファーレ ~現代のお金と広告戦略~

// 「革命のファンファーレ ~現代のお金と広告戦略~」西野亮廣 著(幻冬舎) クラウドファンディングで国内歴代最高となる総額1億円を個人で調達し、絵本『えんとつ町のプペル』を作り、30万部突破のメガヒットへと導いた天才クリエイターが語る、"現代のお…

「変」なクラスが世界を変える! - ぬまっち先生と6年1組の挑戦

// 「「変」なクラスが世界を変える! - ぬまっち先生と6年1組の挑戦」沼田晶弘 著(中央公論新社) 教育界のみならずビジネス界からも注目されている小学校教諭、「ぬまっち」。子どもの「自ら成長する力」を引き出すユニークな教育は、掃除の時にダンスした…

「ポスト真実」の時代

// 「「ポスト真実」の時代 「信じたいウソ」が「事実」に勝る世界をどう生き抜くか」津田大介、日比嘉高 著(祥伝社) イギリスEU離脱、アメリカ大統領、共謀罪、安保法制、原発事故、フェイクニュース、オルタナティブ・ファクト―嘘をついたもの勝ちの世の…

新 もういちど読む 山川日本史

「新 もういちど読む 山川日本史」山川出版社 // 高校の日本史教科書を,一般読者のために書き改めた通史。1冊で日本の歴史を簡潔に叙述し,その全体像を示す。新コラム・カラーページ追加で,初版から8年ぶりのリニューアル改訂。 放送局員にとって8月は歴史…

月の満ち欠け

// 「月の満ち欠け」 佐藤正午 著(岩波書店) 第157回直木賞に選ばれた「月の満ち欠け」が入荷しました。いつもと違って部数は少なめです。というのもこの本はいつものような配本ではなく、買い切り。つまり書店の責任で売り切らないと行けない本だからです…

その企画、もっと面白くできますよ。

// 「その企画、もっと面白くできますよ。」中尾孝年 著(宣伝会議) 目次 【はじめに】「面白い」は世の中を動かす無尽蔵のエネルギー【第1章】ビジネスにおける「面白い」とは何か【第2章】「面白い」を機能させる【第3章】面白くする技術・実践編~「面白…

カレーが人気の夏が好き

雑誌コーナーを眺めると、カレーを全面に押し出した表紙が目にとまります。 // 猛暑の夏には、辛いカレーをモリモリ食べて、ガーッと汗を流せば爽快かつ夏バテ知らず、というわけです。 香辛料をチョイスして、具材を上手に替えることで全く違った味わいを作…

8月の「このマンガがすごい」ランキング・オンナ編

8月の「このマンガがすごい」ランキング・オトコ編 オンナ編 第1位 // 「ねぇ、ママ」池辺葵 著(秋田書店) 愚直で、凡庸で、時に狡猾で。それでも母親はすべての子供たちを照らす優しい光。「母」をモチーフにした珠玉の短編集。かつて子供だった母親と…

皆殺し映画通信 地獄旅

// 「皆殺し映画通信 地獄旅」柳下毅一郎 著(カンゼン) この映画作った奴、いますぐ切腹しろ!!観たら地獄のジコマン映画が暴走中!今年も待ってました!映画評論家・柳下毅一郎が日本映画を斬って斬って斬りまくる殺しのレビュー50連発! ! 『青空エール』『…

週間ベスト10 2017.07.25

ランキングです。 東京堂書店神田神保町店調べ(7月25日) // 1「ランチパスポート 神保町・お茶の水」(DRCマーケティング) 2「人生散歩術 こんなガンバラナイ生き方もある」岡崎武志 著(芸術新聞社) 3「日常学事始」荻原魚雷 著(本の雑誌社) 4「…

ピアリス

// 「ピアリス」萩尾望都 著(河出書房新社) ピアリスがぼくのような目にあってませんように。決して決して、ぼくのような目にあってませんように。“ユーロ カルカーシュの予言者”より。願いに力があるのなら、あたしは一番にこのことを願おう。いつか、ユ…

8月の「このマンガがすごい」ランキング・オトコ編

オトコ編 第1位 // 「1日外出録ハンチョウ」福本伸行、萩原天晴、上原求、新井和也 著(講談社) 地の獄…! 底の底…! 帝愛地下労働施設…! 劣悪な環境である地下にいながら「1日外出券」を使い、地上で贅の限りを尽くす男がいた…! その名は大槻…! E班・…

拡張するテレビ

// 「拡張するテレビ ― 広告と動画とコンテンツビジネスの未来 ―」境治 著(宣伝会議) 目次 序章 テレビは拡張している第1章 SVOD二年目、第二幕第2章 テレビ番組のネット配信第3章 テレビ視聴の変化と新しい視聴計測による広告業界の変化第4章 二度目の動…

123人の家 vol.2

// 「123人の家 vol.2」日販アイ・ピー・エス インテリアショップ「アクタス」で働く社員の家を撮影・編集した「123人の家」待望の新刊です。 インテリア雑誌を眺めていると、こんな暮らしをしてみたい気分になります。プロのインテリアコーディネーターが仕…

コンプレックス文化論

// 「コンプレックス文化論」武田砂鉄 著(文藝春秋) 文化はコンプレックスから生まれる。天然パーマ、背が低い、下戸、ハゲ、一重(ひとえ)、遅刻、実家暮らし、親が金持ち……これまで腰を据えて熟考されることのなかった10個のコンプレックスに向き合い、数…

美術展ガイド誌"夏の陣"

その体験は、まだ見ぬ世界への扉になる・・・夏休みを近場で過ごしたい人には美術館がぴったり。常設展とは別に著名な絵画を集めた特別展で個性を競います。出版各社も、今年後半の展覧会をまとめたガイド企画を打ち出して、アート鑑賞を助けます。作家の思…

週間ベスト10 2017.07.18

ランキングです。 東京堂書店神田神保町店調べ(7月18日) // 1「ランチパスポート 神保町・お茶の水」(DRCマーケティング) 2「〈淫靡さ〉について (はとり文庫 5) 」工藤庸子 著(羽鳥書店) 3「蔵書一代―なぜ蔵書は増え、そして散逸するのか」紀田順…

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

// 「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」若林正恭 著(KADOKAWA) 読者の共感を呼んだ前作「社会人大学人見知り学部 卒業見込」を出発点に、新たな思考へと旅立ったオードリー若林の新境地! キューバはよかった。そんな旅エッセイでは終わらない、…

珍しい日記

// 「珍しい日記」田中珍彦*1 著(木楽舎) 世界初、門外不出のドイツの至宝バイロイト祝祭劇場を、そっくり日本に引っ越しさせた、苦難と痛快の実録奮戦記。1989年9月3日、東急文化村グランドオープン。柿落としを飾る、ワーグナーのオペラ・タンホイザーが…

Mr.トルネード 藤田哲也 世界の空を救った男

佐々木健一ディレクターの本です。 「Mr.トルネード 藤田哲也 世界の空を救った男」佐々木健一*1 著(文藝春秋) 藤田哲也という天才科学者(1920-1998)がいた。専門は気象学。32歳のとき渡米し、シカゴ大学の教授にまで上り詰め、「Mr.トルネード(竜巻)」と…

スパイ大事典

// 「スパイ大事典」ノーマン・ポルマー 著(論創社) 本書は日本で初めてのスパイに関する本格的な事典です。 歴史的事件の裏で、秘密裏に暗躍したスパイに関する事項を多数の写真、図版と共に収録。 ●1900以上の項目を50音順に収録! ●国立公文書館、FBI、N…

新貧乏物語――しのび寄る貧困の現場から

// 「新貧乏物語――しのび寄る貧困の現場から」中日新聞社会部 編(明石書店) 私たちの社会を確実に蝕み続けている貧困問題。最近大きく取り上げられるようになった子どもの貧困のみならず、あらゆる世代にわたって、貧困に苦しむ人たちが増えている。だが、…

新きっぷのルール ハンドブック

// 「新きっぷのルール ハンドブック」土屋武之 著(実業之日本社) 「営業キロ+換算キロ」は乗車券だけ?特急券は?三セクや私鉄を通過する列車の運賃はどう計算する?旅行途中で列車がトラブル、運転打ち切りになったら?18きっぷで乗れるのはどこ?きっぷは考…

自分を好きになろう うつな私をごきげんに変えた7つのスイッチ

// 「自分を好きになろう うつな私をごきげんに変えた7つのスイッチ」岡映里 著、 瀧波 ユカリ 画(KADOKAWA) 『境界の町で』で鮮烈なデビューを果たした岡 映里が、うつ症状と向き合い「ごきげん」な自分を取り戻すまでの試行錯誤の1年半を書き下ろした、…

週間ベスト10 2017.07.11

ランキングです。 東京堂書店神田神保町店調べ(7月11日) // 1「楽天の日々」古井由吉 著(キノブックス) 2「蔵書一代―なぜ蔵書は増え、そして散逸するのか」紀田順一郎 著(松籟社) 3「今日はヒョウ柄を着る日」星野博美 著(岩波書店) 4「鮎川哲也…

人工知能はどのようにして 「名人」を超えたのか?

// 「人工知能はどのようにして 「名人」を超えたのか?―――最強の将棋AIポナンザの開発者が教える機械学習・深層学習・強化学習の本質」山本一成 著 (日本評論社) 人工知能は今、プログラマの手を離れ、既存の科学の範疇を超え、天才が残した棋譜も必要とせ…

ブラックボックス化する現代 変容する潜在認知

// 「ブラックボックス化する現代 変容する潜在認知」下條信輔*1 著 (日本評論社) 私たちの現代社会は巨大化し複雑化して、作動原理がわからないブラックボックスと化してきたのではないか。そして私たち自身の深層心理をも、受け身の反応マシンのようなも…

急いでデジタルクリエイティブの本当の話をします。

// 「急いでデジタルクリエイティブの本当の話をします。」小霜和也 著(宣伝会議) 広告業界や企業のマーケティング部署はまさにいま、「デジタルクリエイティブ」の見直しが求められています。まず目の前の課題は、「Web動画」をいかに「WebCM」にするかで…

鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。

// 「鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。」川上和人 著(新潮社) 出張先は火山にジャングル、決死の上陸を敢行する無人島だ!知られざる理系蛮族の抱腹絶倒、命がけの日々!すべての生き物好きに捧げる。 「バッタを倒しにアフリカへ」 前野ウルド浩…

バッタを倒しにアフリカへ

表紙の人物を見てフラッと連想したのが仮面ライダーでした。"バッタを倒し"にというコピーが想起させたのかもしれません。目を凝らして見直すとどう見ても写真の人物はライダーではありません。でもなんとなしに著者のサービス精神が感じられる一冊です。 //…

人形の国 7月のこのマンガがすごい

オトコ編一位 // 「人形の国(1)」弐瓶勉 著(講談社) 遺跡層におおわれた巨大人工天体「アポシムズ」。危険な「自動機械」や「人形病」に侵された者たちが彷徨う極寒の地表で暮らすエオ、ビコ、エスロー達は行軍訓練のさなか、強大なリベドア帝国の兵士…