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本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

5月の「このマンガがすごい」ランキング・オトコ編

// 1「バイオレンスアクション」浅井蓮次 画、沢田新 作(小学館) 2「ヒストリエ」岩明均 著(講談社) 3「不滅のあなたへ」大今良時 著(講談社) 4「ウムヴェルト 五十嵐大介作品集」五十嵐大介 著(講談社) 5「実は私は」増田英二 著(秋田書店) …

欲望の資本主義

// 「欲望の資本主義」丸山俊一 著(東洋経済新報社) 大反響のNHK経済教養ドキュメント『欲望の資本主義』、待望の書籍化!未放送インタビューも多数収録した拡大版。 放送時間の制約があるテレビ番組では、関係者のインタビューは構成部分の論拠を補強する…

シブヤまなぶではない。渋谷学

// 「渋谷学」國學院大學研究開発推進センター渋谷学研究会 編(弘文堂) 年代によって異なる青春の思い出の名所、ダンジョン化した渋谷駅、都市の顔に隠れた意外な一面など、誰かに話したくなる、とっておきの渋谷を豊富な写真で紹介します。渋谷の変遷を見…

絶賛の評価集める 学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで

急な動きを見せている本。 // 「学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで」岡田麿里 著(文藝春秋) 話題を呼んだアニメ「あの日みた花の名前を僕達はまだ知らない。」「心が叫びたがってるんだ。」。実は、そのアニメの脚本を書いた岡田麿…

男であれず、女になれない

// 「男であれず、女になれない」鈴木信平 著(小学館) 第23回小学館ノンフィクション大賞に、まさかの「自分自身を取材したノンフィクション」が送られてきました。選考会では、「これはノンフィクションといえるのか」「第三者への取材を行なうべきではな…

ananの噓

// 「ananの噓」酒井順子 著(マガジンハウス) an・anにダマされて、女は大人になる。創刊から45年。アンアン2000号までを振り返る!巻末スペシャル対談:江原啓之さんと語る、「アンアンの嘘」のホント。 2016年4月13日(水)発売号で女性ライフスタイル誌『…

週間ベスト10

ランキングです。 東京堂書店神田神保町店調べ(4月4日) // 1「遠く海より来たりし者」暖あやこ 著(新潮社) 2「あの頃 - 単行本未収録エッセイ集」武田百合子、武田花 著(中央公論新社) 3「ゲンロン0 観光客の哲学」東浩紀 著(株式会社ゲンロン) 4…

福永信さんが薦める三冊 2017.04.16

// 「植物はそこまで知っている ---感覚に満ちた世界に生きる植物たち」ダニエル・チャモヴィッツ 著(河出書房新社) 「アルキビアデス クレイトポン」プラトン 著(講談社) 「誘拐されたオルタンス」ジャック・ルーボー 著(東京創元社) 福永信が薦める…

週間ベスト10

総合部門のランキングです。 八重洲ブックセンター六本木店調べ(4月2日~8日) // 1「アンガーマネジメント入門」安藤俊介 著(朝日新聞出版) 2「AI経営で会社は甦る」冨山和彦 著(文藝春秋) 3「カープが優勝した25の理由」 (ザメディアジョン) 4…

銀座に開店。蔦屋書店はサロン風。

銀座に蔦屋書店が4月20日(木)開店。注目は洋書コーナー。 // 銀座の新スポット「GINZA SIX」内に日本の文化や美意識を発信し、アートのある生活を提案する「銀座 蔦屋書店」がオープンします。注目は、6万冊のアートブックが並ぶ「アートストリート」。同…

ブックオフ業績不振

ちょっと心配な動きです。 ブックオフ業績不振に苦しむ 書籍以外の商材拡大は進むか 中古本販売大手のブックオフが業績不振に苦しんでいます。10日には社長交代の人事を発表しましたが、業績回復の見通しは立っていません。 ブックオフ業績不振に苦しむ 書籍…

日本テレビの「1秒戦略」

挑戦的な上から目線の帯です。豪語している局は誰だかすぐわかります。 // 「日本テレビの「1秒戦略」」岩崎達也 著(小学館) 日本テレビの逆転劇の当事者だった著者は今、大学教授として商学部でマーケティング論を教えています。今回の新書は、テレビ局の…

漢字表記・ことば・アクセント 今大人気の辞典三兄弟

新放送人必携の本です。 // 「NHK漢字表記辞典」NHK放送文化研究所(NHK出版) 約3万5000語を収録。2200項目について用例・類義語などを追加・変更。新しい常用漢字表に完全対応。同音、同訓のことばの使い分けを充実。「漢数字と算用数字の使い分け」「…

「あさイチ」スーパー主婦のスゴ家事術

// 「NHK「あさイチ」スーパー主婦のスゴ家事術」伊豫部紀子 著(主婦と生活社) NHK朝の生活情報番組「あさイチ」の〝スーパー主婦〟シリーズ担当ディレクター、イヨベです。2010年の番組始動前から不定期にお送りしてきたこのシリーズは、2012年までの2年…

中江有里さんが薦める3冊 2017.04.12

年間300冊の本を読む中江さんが、幅広いジャンルからご紹介します。 // 「我らがパラダイス」林真理子 著(毎日新聞出版) 「読書と日本人」津野海太郎 著(岩波書店) 「野菜」細川 亜衣 著(リトルモア) 「我らがパラダイス」林真理子 著(毎日新聞出…

長期ひきこもりの現場から

// 「ドキュメント・長期ひきこもりの現場から」石川清 著(洋泉社) 取材する側だったジャーナリストがひょんなことから支援する側に――年間訪問件数800回――長期ひきこもりじっくりと向き合い、医者や施設などからも見放された彼らの心を開き、実社会へと復…

週間ベスト10

文芸部門のランキングです。 大阪・紀伊國屋書店梅田木店調べ(3月27日~4月2日) // 1「リバース」湊かなえ 著(講談社) 2「イノセント・デイズ」早見和真 著(新潮社) 3「あの日、あの曲、あの人は」小竹正人 著(幻冬舎) 4「火花」又吉直樹 著(文…

週間ベスト10 2017.04.11

ランキングです。 東京堂書店神田神保町店調べ(4月11日) // 1「遠く海より来たりし者」暖あやこ 著(新潮社) 2「あの頃 - 単行本未収録エッセイ集」武田百合子、武田花 著(中央公論新社) 3「ゲンロン0 観光客の哲学」東浩紀 著(株式会社ゲンロン) …

「ポスト真実」時代のネットニュースの読み方

マスコミを叩けばそれでいいのか。君たちが論拠とする情報源はなに?「ヤフーニュース?」「まとめ記事?」・・・それって噂噺を信じることだよ。と言っている本。 // 「「ポスト真実」時代のネットニュースの読み方」松林薫 著(晶文社) ニュースは今や、…

週間ベスト10

ランキングです。 東京堂書店神田神保町店調べ(4月4日) // 1「中動態の世界 意志と責任の考古学」國分功一郎 著(医学書院) 2「神田神保町書肆街考: 世界遺産的“本の街”の誕生から現在まで 」鹿島茂 著(筑摩書房) 3「あの頃 - 単行本未収録エッセイ…

誰とでも3分でうちとける ほんの少しのコツ

番組スタッフの好感度も高いタレント鈴木あきえさんの本です。「仕事で付き合いがあるから」と頼まれました。 「誰とでも3分でうちとける ほんの少しのコツ」鈴木あきえ 著(かんき出版) 「やらないで後悔するより、やって後悔したほうが、やりたい気持ちは…

大学図鑑2018の衝撃

「大学図鑑」監修者が予測する。美大の将来性 // 「大学図鑑! 2018―――有名大学81校のすべてがわかる!」オバタカズユキ 監修(ダイヤモンド社) ガチでリアル! 広告、建て前、裏取引一切なし! 有名大学81校のすべてがわかる! 現役学生やOB・OG5000人超のナマ…

渋カジが、わたしを作った。

// 「渋カジが、わたしを作った。 団塊ジュニア&渋谷発 ストリート・ファッションの歴史と変遷」増田海治郎*1 著(講談社) 1985年、当時主流だったDCブランドに対するカウンターカルチャーとして、アメカジに身を包んだ若者集団“チーム”が渋谷にこつ然と現…

ダビンチ5月号に注目集まる

動きのある雑誌が発売されました。 // 「ダビンチ」5月号(KADOKAWA) 今日だけで20冊も受けました。これは小さな書店にしては大きな成果です。 読者のお目当ては、表紙を飾る星野源さんのようです。「逃げるは恥だが役に立つ」「真田丸」で俳優としてブレイ…

出版社対抗ビジネス書選手権

出版社対抗ビジネス書選手権という企画があると聞きました。 調べてみると書店の店先が凄いことになってます。 // 書店の店頭にビジネス書が山積みされ、その奥に大型ディスプレイを使って”番宣”する出版社員とおもわれる人が映っています。今やデジタルサイ…

北斎漫画、動きの驚異

今日登場した本。 // 「北斎漫画、動きの驚異 」 藤ひさし、田中聡、小林忠 著(河出書房新社) 日本のマンガやアニメの元祖的存在『北斎漫画』。世界美術史にも影響を与えた天才絵師・葛飾北斎は、どのように「動き」を描いたか? 遠近法を巧みに駆使した富…

4月の「このマンガがすごい」ランキング・オトコ編

// 1「それでも町は廻っている」石黒正数 著(少年画報社) 2「ダンジョン飯」九井諒子 著(KADOKAWA) 3「人馬」墨佳遼 著(イースト・プレス) 4「セブンティウイザン」タイム涼介 著(新潮社) 5「潜熱」野田彩子 著(小学館) 6「球場三食」渡辺保…

4月の「このマンガがすごい」ランキング・オンナ編

// 1「百と卍」紗久楽さわ 著(祥伝社) 2「アスタロト・クロニクル」魔夜峰央 著(小学館) 3「雑草たちよ 大志を抱け」池辺葵 著(祥伝社) 4「漫画として現れるであろうあらゆる恋のためのプロレゴメナ」窓ハルカ 著(リイド社) 5「たそがれたかこ…

夜は短し歩けよ乙女 森見登美彦ブームの予感

春になり動きが出始めたこの本 // 「夜は短し歩けよ乙女」森見登美彦 著(KADOKAWA) 「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻…

老後は地獄か?

// 「絶望老人」新郷由起*1 著(宝島社) 近年、「高齢者の貧困」がクローズアップされるようになり、「老後の幸せはカネ次第」との認識が一人歩きを始めた感も拭えない。さらには、「一人ぼっちは不幸」「無縁は罪悪」との決め付けや価値観も世間的にはいま…

2017年春ドラマの原作本(NHK)

2017年春のNHKドラマ。4月・5月から計8本がスタートします。 // コミック発のドラマが最近目立ちますが、8本のうち6本が活字由来のドラマです。 「99.9-刑事専門弁護士-」宇田学 著(扶桑社) 「ツバキ文具店」小川糸 著(幻冬舎) 「八朔の雪」高田…

週間ベスト10

文芸部門のランキングです。 東京青山ブックセンター六本木店調べ(3月20日~26日) // 1「騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編」村上春樹 著(新潮社) 2「愛国とノーサイド 松任谷家と頭山家」延江浩 著(講談社) 3「村上春樹 翻訳(ほとんど)全仕事」…

内澤旬子さんが選んだ三冊

そもそも地方から人が出て行き、過疎になったのには理由があるわけだ・・・ 外側からの視点が地域再生のヒントになります。 // 「「小商い」で自由にくらす (房総いすみのDIYな働き方) 」磯木淳寛 著(イカロス出版) 「地方創生大全」木下斉 著(東洋経済新…

死ぬまでに東京でやりたい50のこと

世界は謎に満ちていて面白い発見が待っている。 // 「死ぬまでに東京でやりたい50のこと」松澤茂信 著(青月社) 客注を受けて初めて知った本。東京の旅ガイドといっても「東京ウォーカー」のような散歩がてらに楽しめる街発見ものとは違って、かなりアクの…

サザビーズで朝食を─競売人が明かす美とお金の物語

美術品とお金の話を綴った本。 // 「サザビーズで朝食を─競売人が明かす美とお金の物語」フィリップ・フック 著(フィルムアート社) シャガール、ミロは、ブルーが多いほど高額に?ゴッホは自殺したからこそ、価値が高まった?アーティストの“狂気”は市場に影…

週間ベスト10

ランキングです。 東京堂書店神田神保町店調べ(3月28日) // 1「あの頃 - 単行本未収録エッセイ集」武田百合子 著(中央公論新社) 2「騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編」村上春樹 著(新潮社) 3「騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編」村上春樹 …

アリガト謝謝

// 「アリガト謝謝」木下諄一*1 著(講談社) 「日本を助けるために、どうしてこんなにも熱くなれるのか」あの日、あの時、台湾では何が起こっていたのか。世界のどこよりも多い、東日本大震災への義援金200億円はどうやって集まったのか。そして、たった一…

マンガ大賞2017年に圧倒的な才能見せる文学少女描く「響~小説家になる方法~」

// マンガ好きの書店員らが選考員となって、2016年に出たマンガから多くの人に読んでもらいたい作品を選ぶマンガ大賞2017。 並み居る強豪を相手に栄えある栄冠を手にしたのは「響~小説家になる方法~」でした。「このマンガがすごい!2016」(宝島社)では オト…

週間ベスト10

ノンフィクション部門のランキングです。 東京八重洲ブックセンター本店調べ(3月12日~18日) // 1「応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱」呉座勇一 著(日本経済新聞出版社) 2「儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇」ケント・ギルバート 著(講談社) 3…

ラジオに恋して ぼくらのラジオデイズ

八十年代のFM黄金期を支えたDJのエッセイ集登場。 // 「ラジオに恋して ぼくらのラジオデイズ1980-2016」ルーシー・ケント 著(ゴマブックス) 1988年に開局したJ-WAVEの初代DJルーシー・ケント氏 の初のエッセイ本。ラジオ好き、音楽好きは、懐かしくも…

どんな時でも人は笑顔になれる

今日登場したのがこの本 // 「どんな時でも人は笑顔になれる」渡辺和子 著(PHP研究所) 本書は200万部を超えるベストセラ―『置かれた場所で咲きなさい』の著者で、昨年末に89歳で帰天したノートルダム清心学園理事長・渡辺和子さんの図らずも遺作となった書…

辻山良雄さんが薦める新刊 2017.03.26

新しい本に出会うには、信頼できる選者が薦める本を手に取るのが早道です。 // 大型書店「リブロ池袋本店」の元統括マネージャー。同店閉店後に退職し、荻窪に「Title」という自分の店を開いた辻山良雄さんが薦める本です。 「田舎のパン屋が見つけた「腐る…

週間ベスト10

ランキングです。 東京堂書店神田神保町店調べ(3月21日) // 1「江分利満氏の優雅で華麗な生活」山口瞳 著(小学館) 2「騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編」村上春樹 著(新潮社) 3「騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編」村上春樹 著(新潮社) …

美大生図鑑――あなたの周りにもいる摩訶不思議な人たち

// 「美大生図鑑――あなたの周りにもいる摩訶不思議な人たち」 ヨシムラヒロム*1 著(飛鳥新社) 「付き合いづらいけど、根は純粋(ピュア)」 美大出身のイラストレーター・コラムニストが、美大生の切なさや思いをリアルに描く。思わずうなずく美大あるある73…

鷺巣詩郎 執筆録

// 「鷺巣詩郎 執筆録 其の1 および、壮絶なる移動、仕事年表」鷺巣詩郎*1 著(DU BOOKS) エヴァンゲリオン・シリーズをはじめ、大ヒットを記録した映画『シン・ゴジラ』の音楽も手がけた鷺巣詩郎。氏による初の単著がついに刊行! その文才までをも知らしめ…

週刊文春編集長の仕事術

隣の芝生は黒い。と思わず感じる本。 // 「「週刊文春」編集長の仕事術」新谷学 著(ダイヤモンド社) 【5章「決断/覚悟」】あらゆるビジネスにはリスクが付きものだ。我々が週刊文春を作る上で、いかにリスクと向き合いながら決断を下し、どんな覚悟で記事…

爆笑対談・超老人の壁

// 「超老人の壁」養老孟司、南伸坊 著(毎日新聞出版) 人生の醍醐味は0と1の間にある。人気解剖学者・養老孟司、「本人伝説」の南伸坊のエッセンスが凝縮。何事もデジタル化され便利になった反面、人間が生きづらくなった世の中で、楽しく生きるにはどうし…

ニッカボッカの歌の凄さ

「客注」とはお客様から受ける注文・本の取り寄せのことを指します。取り寄せが可能な書籍は取次のサイトに掲載されています。取次が手持ちの在庫に加えて版元の状態もレジから直接確認できます。ちょっと昔の本でも、注文を受けてから入荷までの期間を店頭…

夜廻り猫が泣ける

ちょっとやるせない気分になったとき、こんな猫の声を聞いたら救われるかもしれません。 息長く売れて欲しい本の一つ。 // 「夜廻り猫」深谷かほる 著(KADOKAWA) 悩んでいる人を探して夜の街をパトロールする猫・遠藤平蔵を描く「夜廻り猫」。遠藤は誰かの…

シャープの中からの風景 シャープ社員がブログに綴った3年間

ああまた出たかという内部告発本。蟻の目で見た企業の現実。著者の素性が明らかではないことから、読み手の読解記述力(リテラシー)が問われる本です。書かれていることを全部事実とは思わないで「方向性はこうなんだろうな」と思いながら読みたい本です。 …