本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

書店ルポ

熊本・橙書店のこと

// 熊本主義者は先刻ご承知と思います。 私は記事で見てすごいなあと思いました。 熊本地震:3カ月 「橙書店」被災と復興の物語 文学の拠点、守りたい - 毎日新聞 熊本駅の繁華街に近い古びたビルの2階にあるのが田尻久子さん(48)という女性が開いた小…

私の知らない技術書の世界 おすすめベスト12

// 先日取扱いを開始したラムダノートの書籍を、関連書も併せて展開しています。関連書には、選書いただいた代表の鹿野さんからのコメント付きです。ぜひ店頭でご覧ください! 技術書に情熱を傾ける熱い棚作りに注目しているのがジュンク堂書店池袋店のPC…

【悲報】ブックファースト渋谷公園通り店閉店

渋谷センター街に隣接した書店"ブックファースト渋谷店"が閉店のお知らせを掲示しました。ちょっとショックです。 // この店は、みずほ銀行渋谷支店のあるビルの地下1階と2階が店舗になっていて、通勤の客でいつも賑わう書店でした。大手取次であるトーハン…

U-29「書店店長・ライター」に共感しました

// 川代紗生さん(24)は、福岡市にある書店の店長。店のブログの人気ライターとしても活躍している。そんな彼女がこの冬挑んだのは小説を書くこと。その理由とは? 4月25日に放送されたNHKのドキュメンタリー番組は書店員が主役でした。 人生デザイン U-…

じぶん書店の衝撃

古本ライターとして知られるフリーライターの岡崎武志さんが、自らの体験をもとにまとめた古書店開業の顛末記。「本屋さんになる! 書店・古書店を独立開業するためのアイデアとノウハウ」。書店の主になる夢を抱く人は本好きなら誰もが抱く夢かも知れません…

ブルータスが推す 危険な本屋大賞2016 模索社

ブルータス「危険な読書」で紹介された危険を取り扱う書店。一番危なかった本とは何か書店員に聞きました。 // 「模索社」*1市民運動団体の作ったパンフレット・ニュース、同人誌・個人誌、政治党派の機関紙類、そして社会・人文書を中心とした出版社の本な…

東京堂書店で売れた文庫BEST100  1~10

売れた文庫BEST 1~10。 東京堂書店神保町店で文庫フェアが開催中。テーマは書店で売れた本のランキングです。A42枚のリストが配布中です。一般的な書店には見られない売れ方をしているところがさすが本の街です。 東京堂書店(2016年1月~11月売り上げ実…

ブルータスが推す 危険な本屋大賞2016 カストリ書房

ブルータス「危険な読書」で紹介された危険を取り扱う書店。一番危なかった本とは何か書店員に聞きました。 // 「カストリ書房」*1台東区千束4-11-12。遊郭・赤線関連の書物も扱い、風俗にちなんだオリジナルステッカーなどのグッズも。 「昭和エロ本 描き文…

ブルータスが推す 危険な本屋大賞2016 模索舎

ブルータス「危険な読書」で紹介された危険を取り扱う書店。一番危なかった本とは何か書店員に聞きました。 // 「タコシェ」*1中野区中野5-52-15中野ブロードウェイ3階。作家持ち込みの本も販売。 「HERE」リチャード・マグワイア 著(国書刊行会) 「極限…

渋谷パブリッシングブックセラーズが熱い

放送局員や制作プロダクションの人たちがよく利用する書店が近くにあります。SPBS(SHIBUYA PUBLISHING BOOKSELLERS渋谷パブリッシングブックセラーズ)というお洒落なブックショップです。 // 渋谷の東急本店脇の通りを富ヶ谷方向にずんずん歩いて行った左…

荻窪のtitleで本を買う

荻窪の小さな書店titleまで足を伸ばしました。 // 場所はJR荻窪駅から青梅街道沿いを10分ほど歩いたところにあります。扱っている本はすべて新刊本。小さな店内には放送局員が手に取りそうな本が並んでいます。30代前後の若い人が出入りしていて地元に密着…

噛みつかれた、Amazonの読み放題サービス「Kindle Unlimited」

Amazonの読み放題サービス「Kindle Unlimited」。 本サービスは月額980円(税込)で和書12万冊以上、洋書120万冊以上のKindle電子書籍が読み放題になる、新しい定額読み放題サービスです。書籍、コミック、雑誌を含む和書12万冊、洋書120万冊以上がお手持ち…

続・最後の秘境に行ってきた

土曜日ということもあるのでしょう。大学構内は静まりかえっています。書籍「東京藝大」によると、陶芸科のようにほぼ徹夜で作業を続ける学科もあるため、美校の門限はあってなき状態だと描かれていました。 // それにしても人がいません。通りがかりの学生…

最後の秘境に行ってきた

ノンフィクション「最後の秘境東京藝大」二宮敦人著(新潮社)を読んでいたら、急に興味がわきあがり、上野にある東京藝術大学に行って見ることにしました。 // 藝大の入試倍率は東大の3倍。80人の枠を約1,500人が奪い合う狭き門なのだそうです。音楽系の学…

晴耕雨読の敬老の日

台風の影響もあり、雨模様の火が続きます。インドア派にとっては絶好の日和でもあることから、二子玉にある蔦谷家電に足を伸ばしました。 // 映画館は満員の人であふれています。 下のフロアにある書店は比較的すいています。蔦谷家電の展示を眺めると、人の…

読む力を考える・青山ブックセンター

怪しい空模様の中、表参道の青山ブックセンターに行ってきました。東京メトロ表参道駅から下車してもいいのですが、散歩がてら渋谷から246沿いを徒歩で20分程度歩くと、閉鎖された子どもの城が見えてきます。少し寂しい。その先の国連大学ビルの前庭では…

パルコの書店、本日閉店

渋谷公園通りのパルコが今日で営業終了というので行ってきました。 // 炎天下の中、朦朧とした目に飛び込んできたのがパルコビルの異変。壁面にゴジラの首が飛び出しています。「シン・ゴジラ」の公開にあわせたウォールペインティングでしょうか。 近くに寄…

夏は読書で暑気払い

暑い暑いといってられません。暑いときは涼しい場所で読書が一番。図書館は学生で満員だからと二の足を踏むあなたにお奨めしたい穴場がここです。 // 東急東横線代官山で下車。話題を呼んだ「代官山蔦谷」をのぞきに行きました。 外気は熱帯ですが、ガラス張…

立体複製画の内覧会に行ってきました。

猛暑の中、有楽町で開催中のリコー内覧会に行ってきました。会場の東京フォーラムは開放的な空間が特徴的なイベント会場として知られています。朝早くからビジネスマンが集まっています。 // この催しは取引先の企業に同社の最新サービスを提供するもので、…

作家のこぼれ話は門外漢にも刺激的

少し早めに退社して神保町へ向かいました。 // 松尾芭蕉、与謝蕪村、小林一茶という3人の巨匠の魅力的な句を、松浦寿輝、辻原登、長谷川櫂という読み巧者が今の視点で読み解くトークイベントです。 俳句にはまったく関心がなかったのですが、内外の古典を現…

月額課金で本が読み放題とは

朝日新聞によれば、アマゾンジャパンが、電子書籍を定額で読み放題とするサービスを日本でも始めることがわかったそうです。ブログに書くくらいですからバリューとしてはちょっと高いニュースです。 // 取材に対してアマゾンジャパンは「コメントできない」…

小さな本の旅

天気も良かったので、聖地・神田神保町まで行ってきました。 東京メトロA7出口から外に出ると古書店が建ち並ぶ通りがすぐそこです。 御茶ノ水方向に歩くと東京堂書店が見えてきました。 本ブログの週間ベスト10でお世話になっている書店です。 // 本の街神…

国会内の特殊書店

限られた客層を相手にする書店は気になる存在です。噂には聞いていた国会の本屋が記事になっていました。 「やっぱり本は紙の本じゃなけりゃいけないね。読まなきゃ書けないし、書ける人は読んでいるんだ」という店主の言葉には説得力があります。 放送局員…

エンターティンメントな出会いの書店

コーヒーの香りが漂う書店は、さながら癒やしの空間。ただし、人もジャンジャンあふれ出ています。 東急田園都市線の二子玉川から、楽天本社があるクリムゾンハウスい向かう途中にTSUTAYAの新ブランド蔦屋家電があります。買い物ついでに立ち寄りました。店…

20パーセントオフ!新年の新古書店詣で

番組制作という仕事上、企画する内容が変わるたびに様々な本に目を通してきました。時間も限られているため詰め込むような読書です。引退した今もその頃の読み方が抜けません。 // 系統立てて本を読んでいるわけではなく、量も競えるほどでもありません。し…