本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

#プロジェクト“空” 「奇跡のレシピ 京都 祇園3年間だけのレストラン「空」」

// 「奇跡のレシピ 京都 祇園3年間だけのレストラン「空」」プロジェクト“空” 著(KADOKAWA) 京都に出現した究極のレストラン「 空 」@祇園の写真集。 料理番組のゲスト調理人として放送局でもお見受けした名だたる料理人たちが勢揃いしています。 さて、こ…

#北川悦吏子「 半分、青い(上)」

// 「 半分、青い(上)」北川悦吏子 著(文藝春秋) 「続編はいつでるの」という問い合わせが多い本です。 純粋で不器用な主人公の物語。 時代背景も近いので感情移入がしやすいのでしょうか。 中高年は昔を思い浮かべながら、 若手世代は自分たちのことと…

#岩崎勝彦「おごと温泉の地域革新」

// 「おごと温泉の地域革新」岩崎勝彦 著(中央経済社) いったん付いた評判はぬぐい去るのも一苦労です。 対象が地域にまで広がると地縁だとか、利権だとかが絡み合い、一筋縄ではいけません。 本書の舞台となった温泉地もその一つです。琵琶湖南西部に位置…

#大貫良夫「アンデス古代の探求 - 日本人研究者が行く最前線」

// 「アンデス古代の探求 - 日本人研究者が行く最前線」大貫良夫、希有の会 編集(中央公論新社) 美術番組などで紹介される古代の遺物は、膨大な出土品の中から選りすぐられたものの一つです。 研究者たちは膨大な出土品を丁寧に掘り起こし、保存のための処…

#おさだゆかり「わたしの北欧案内 ストックホルムとヘルシンキ」

// 「わたしの北欧案内 ストックホルムとヘルシンキ」おさだゆかり 著(筑摩書房) 北欧家具がブームなのだそうです。 北欧家具が日本ではやり始めたのは10年以上前のこと。 シンプルなつくりは流行に流されにくく、他のインテリアとも合わせやすいからだと…

#松原一己「特急マーク図鑑 列車を彩るトレインマーク」

// 「特急マーク図鑑 列車を彩るトレインマーク」松原一己 著(天夢人) 小さな出版社が届けてくれる本には、大手出版社にない特徴があります。 それはこだわりであり、愛情です。 鉄道マニアの間で知られるサイトに「トレインマーク事典」というサイトがあ…

「こちら秘書室」公認 接待の手土産 2018-2019

// 「「こちら秘書室」公認 接待の手土産 2018-2019」ぐるなび「こちら秘書室」編集室 編(日本経済新聞出版社) 知恵袋はいくつ持っていても助かるものです。 最新版が登場しました。 取材先に行くときちょっとした手土産を持って行くと話がスムーズに進む…

#ステファニー・ガーバー「カラヴァル(Caraval) 深紅色の少女」

// 「カラヴァル(Caraval) 深紅色の少女」ステファニー・ガーバー 著、西本かおる 翻訳(キノブックス) 2018年の本屋大賞受賞作品の追加注文が入荷しました。 本屋大賞に翻訳部門賞があり、その中で一等賞になった作品です。 売れる翻訳書といえばミステリ…

#後藤広喜「「少年ジャンプ」 黄金のキセキ」

// 「「少年ジャンプ」 黄金のキセキ」後藤広喜*1 著(ホーム社) 少年ジャンプの部数を支えた一読者でした。 後藤広樹編集長の名前は「トイレット博士」*2の中で見つけた記憶があります。 漫画家にとって編集者はパートナーだと思っていましたが、実は恐怖…

#伊藤まさこ「美術館へ行こう: ときどきおやつ」

// 「美術館へ行こう: ときどきおやつ」伊藤まさこ 著(新潮社) ミニマリストとはものを持たない生活。 スッキリした空間のなかで生活するのはカラダが軽くなる気がするからかもしれません。 モノが売れなくなった時代です。 売れなくなったというよりも、…

#NHK取材班「なぜ、わが子を棄てるのか―「赤ちゃんポスト」10年の真実」

// 「なぜ、わが子を棄てるのか―「赤ちゃんポスト」10年の真実」NHK取材班 編(NHK出版) 「幸ちゃんは2歳 たった一人で海を渡った」というドキュメンタリーがあります。 熊本市中央区にある児童養護施設 慈愛園に入所してきた、 幸ちゃんという二歳の女の…

東洋経済が選んだ旬の本 2018.05.12

東洋経済のブックレビューです。(2018年5月12日) // 1 「議員内閣制」高安健将 著 (中央公論新社) 2 「共謀」 ルーク・ハーディング 著 (集英社) 3 「植物は未来を知っている」 ステファノ・マンクーゾ 著(NHK出版) 3 「もうゴミの島と言わせない」 …

金持ち家族、貧乏家族2018 プレジデント

// PRESIDENT (プレジデント) 2018年 3/5号 入社式を控えたこの時期になると、定年退職者向けの出版物が急増します。 年金や雇用、介護などこれまで見えてこなかった課題に直面するのです。 プレジデントもこの時期に合わせて毎年特集する企画が「定年後の生…

#高野光平「昭和ノスタルジー解体: 「懐かしさ」はどう作られたのか」

// 「昭和ノスタルジー解体: 「懐かしさ」はどう作られたのか」高野光平 著(晶文社) 社会学とサブカルチャーは素人目に見分けが付きません。 本書は論考の力が強いので、社会学に分類されるのだろうと思って大手書店を回ったら、 社会学の棚にも、サブカル…

#三戸政和「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門」

// 「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門」三戸政和 著(講談社) 会社員生活を選ばずに、自分の能力で生計を立てる若い世代の活躍が目立ちます。 ということは、中高年だってまだまだやれるかも知れない時代かもし…

#K.Kajunsky「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。 よりぬき★月がキレイですね編」

// 「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。 よりぬき★月がキレイですね編」K.Kajunsky作 ichida漫画(PHP研究所) 『Yahoo!知恵袋』に投稿された質問とそれをもとにしたブログを漫画化した作品です。 様々な展開をする上で三作目…

#花田菜々子「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」

// 「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」花田菜々子*1著(河出書房新社) 「人生の成功モデルは旧来型の会社勤めだけではない」。そのことに若い人たちが気付き始めています。 その背景にはAIが象徴す…

#荒井紀子「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」

// 「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」荒井紀子 著(東洋経済新報社) AIに仕事を奪われるという不安が広がっています。 誰にでもできる仕事は早晩AI(人工知能)に置き換えられていくという不安です。 しかし、視点を変えると私たちの将来よりも、…

「JAPAN CLASS もうかなわないわ、ニッポン! 」

// 「JAPAN CLASS もうかなわないわ、ニッポン!」ジャパンクラス編集部(東邦出版) 嫌韓本や右翼的な本は売れるけど置かない書店があります。 炎上商法は長い目で見て損だからです。 ならば褒めてしまおうという逆転の発想で編集されたのが『JAPAN CLASS~…

#スティーヴン★スピルハンバーグ 「パンダと犬」

// 「パンダと犬」スティーヴン★スピルハンバーグ 著(ぴあ) スティーヴン★スピルハンバーグさんはInstagramで人気のイラストレーターです 。 マンガにはパンダの姿をしたご自身と、愛犬の梅吉(老犬ビーグル)の日常がつづられています。 ユーモアとペーソ…

#門りょう「北新地の門りょう ナンバーワンキャバ嬢の仕事とお金と男のホンネ」

// 「北新地の門りょう ナンバーワンキャバ嬢の仕事とお金と男のホンネ」門りょう 著(トランスワールドジャパン) 大阪・北新地の “伝説のキャバクラ嬢” 門りょうさんによる自叙伝です。 年収2億円超え、引退まで一度もナンバーワンから落ちたことがないと…

#F「真夜中乙女戦争」

// 「真夜中乙女戦争」F著(KADOKAWA) 「もし大学一年生の四月の頃の自分に戻れたならば、どんな後悔を大人は語るだろう」 30を過ぎた大人は信じてはいけない。昔誰かが言ったことばの中身を この一文から始まる小説を見て思い出しました。 青春は懐かしい…

ライト文芸ランキング 2018.04.28

ランキングです。(日販調べ2018年3月21日) アニメ配信中の『異世界居酒屋「のぶ」』が動いています。 // 1 「月が導く異世界道中(14)」 あずみ圭 (アルファポリス) 2 「ログ・ホライズン(11)」 橙乃ままれ (KADOKAWA) 3 「異世界はスマートフォン…

#デイヴィッド ヤング「影の子」

// 「影の子」デイヴィッド ヤング 著(早川書房) 国家の闇とは組織の闇です。 小さな忖度と、その世界だけにしか通じない正義が積み重なると強固な「檻」ができあがります。 檻を支えるのは自分たちさえ良ければいいという「おためごかし」の論理です。 過…

#長谷川正人「決算書で読む ヤバい本業 伸びる副業」

// 「決算書で読む ヤバい本業 伸びる副業」長谷川正人 著(日本経済新聞出版社) アマゾンレビューで高い評価(5)を受けたビジネス書です。 例えば紡績会社で知名度を誇ったカネボウが、化粧品の老舗ブランドに変身したように、事業を乗り換える企業が目立ち…

#影山裕樹「ローカルメディアの仕事術:人と地域をつなぐ8つのメソッド」

// 「ローカルメディアの仕事術:人と地域をつなぐ8つのメソッド」影山裕樹*1著・編集ほか(学芸出版社) ローカルメディアがブームです。 写真機材の普及や情報発信ルートの多様化、費用を巡るハードルなどかつてないほど個人が簡単に情報発信できる時代にな…

#江口寿史「江口寿史の美少女塗り絵」

// 「江口寿史の美少女塗り絵」江口寿史 著(河出書房新社) 絵師、先ちゃん・・・シニア世代のマンガ愛好家に熱狂的な人気を誇る漫画家・・・というよりイラストレーター・江口寿史さんの新刊本。 今風の美少女を描かせたら右に出る者はいない画力がファン…

#布施えり子「キャバ嬢なめんな。: 夜の世界・暴力とハラスメントの現場」

// 「キャバ嬢なめんな。: 夜の世界・暴力とハラスメントの現場」布施えり子 著(代書館) 経産省トップのセクハラ発言が腰の重い世論を動かし始めています。 圧倒的にセクハラ被害に見舞われている現場はほかにありますが、世の中を動かす中心地で問題とな…

第22回手塚治虫文化賞はこれだ

マンガ文化に大きな足跡を残した手塚治虫の業績を記念する手塚治虫文化賞(朝日新聞社主催)の第22回受賞作が決まった。マンガ大賞は野田サトルさんの「ゴールデンカムイ」。新生賞は「BEASTARS(ビースターズ)」の板垣巴留(ぱる)さん、短編賞…

#マテウシュ・ウルバノヴィチ「東京店構え マテウシュ・ウルバノヴィチ作品集」

// 「東京店構え マテウシュ・ウルバノヴィチ作品集」 マテウシュ・ウルバノヴィチ 著、サイドランチ 編(エムディエヌコーポレーション) アニメ監督新海誠のもとで、映画「君の名は。」など数々の作品の背景美術を手がけたポーランド出身のイラストレータ…