「人間のダークサイドに関する情報が、現代の教養教育に決定的に欠けていますね」と立花隆さんが言うように、読書体験は疑似体験です。今の社会には、人を騙したりするテクニックが沢山。だから警戒感を持って、虚偽とは何か、詭弁とは何かについて学んでおく必要があります。よくできたミステリーには想像の幅を広げる力があります。
*「ぼくらの頭脳の鍛え方」立花隆・佐藤優著(文春新書)より
- 「悲しみのイレーヌ」ピエール・ルメートル著(文春文庫)
- 「スキン・コレクター」ジェフリー・ディーヴァー著(文藝春秋)
- 「ありふれた祈り」ウイリアム・ケント・クルーガー著(ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
- 「声」アーナルデュル・インドリダソン著(東京創元社)
- 「偽りの楽園」トム・ロブ・スミス著(新潮文庫)
- 「エンジェルメイカー」ニック・ハーカウェイ著(ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
- 「もう過去はいらない」ダニエル・フリードマン著(創元推理文庫)
- 「悪魔の羽根」ミネット・ウォルターズ著(創元推理文庫)
- 「ゲルマニア」ハラルト・ギルバース著(集英社文庫)
- 「禁忌」フェルディナント・フォン・シーラッハ著(東京創元社)