本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

この本屋にコミックは難しい

 「このミステリーがすごい」(宝島社)とほぼ同時に「このマンガがすごい」が発売されました。最近のマンガはアニメばかりではなくドラマの原作としても注目され、書店の主力商品になりました。

ところが放送局の書店は狭いので、レジの脇にある一列ほどの棚をしかコミックを置く余地がありません。ランキング一位となった「ダンジョン飯」も「ヲタクに恋は難しい」も置いていない。というか置けないのです。欲しい場合は注文取り寄せになります。客層に未成年者がほぼいないため、ジャンルとしてきついのかもしれません。書店のウォッチャーとしては改善を要望したいところです。

ちなみに、一列ほどのコミック棚の中に「三月のライオン」が見つかりました。「番組出演者の中にプロの棋士がいて、その本人が三月のライオンの作品で解説を担当している」という情報をお客から聞きつけて並べたとのことでした。放送局員だけでなく著名人も立ち寄るところに放送局らしさがあります。