本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

本屋で見つける自分の手帳

今年も残すところあとわずか。店の一角を使って「手帳フェア」が開催中。書店の「手帳フェア」では文房具店に並ばない手帳、いわゆる書籍ルートで流通する手帳に出会うことができます。書籍ルートで売られるのは主に書籍系の出版社が手がけた手帳です。商品は基本的に取次を通して流通するため、文房具店に並ばない手帳を手に取ることができます。

  • 「超」整理手帳 スケジュール・シート スタンダード2016」野口 悠紀雄監修(講談社
  • 「ビジネスと生活を100%楽しめる! 陰山手帳2016」(ダイヤモンド社)
  • 「ビジネス手帳 2016 (見開き1週間バーチカル式)」(永岡書店)

さらに最近では出版社が「書籍として売ること」を意識した「手帳」も数多く出版されるようになりました。

  • 「東京のたい焼き ほぼ百匹手帖」 (立東舎)

「“和スイーツの代表の代表"として、日本人に愛されるたい焼き。本書は2年をかけて東京中のたい焼き店を回り、約2000匹(! )を食べた著者による“東京たい焼き店ガイド"になります」

  • 「山歩きの手帳」(東京書籍)

「山歩きが何倍にも楽しくなる、高山植物、動物、山の歩き方、山の雑学、山の最新情報など、山歩きに必要な情報が、一冊の手帳に。必ず持って行きたくなる一冊です」

  • 「毎日がもっと楽しくなる! 4色ボールペンでかんたん!かわいい手帳イラスト」(河出書房新社

「難しく考えなくても大丈夫。好きなように、思いつくまま描くだけ。4色ボールペンがあれば、手帳にちょこちょこっと描くだけで、うんとキュートで、大切な一冊に変身します。あなたも今日から、日常をかわいいイラストにして残してみませんか?黒赤青緑。4色ボールペンで描く、毎日のあれこれ」

著者の個性やアイデアを打ち出した手帳の中には、予定表としての機能より個性を前面に打ち出したものも多いため探し出す楽しみもあります。コンセプトをはっきり打ち出した書籍系の手帳に素敵な出会いがあるかもしれません。