本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

初版の平均部数は8千冊といいますが・・・

書店で見かける「重版出来」。さてこの読み方を知っている人は?

「重版」(じゅうはん)は、初版と同じ版を使って印刷します。たとえるなら「コピー本」です。同じ判型や装幀であることから、奥付の部分の「○刷」を見て「重版」であることが確認できます。

では「出来」はなんて発音するのでしょうか?

 

 「でき」と読む人がかなりいるようで、毎日新聞社の校閲グループのツイッターによると正しく読める人は54パーセントなのだそうです。答えはこちら。

業界用語としてはかなりなじんでしまったことばのようで、出版社側も書店側も抵抗なく受け入れています。

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最近は同名のコミックも発売されているため、若い人の正答率が期待できます。 初版本でも完売できない本が多い中、重版の発行が決まると「それはそれはとてもうれしい」(出版社営業担当)というほどうれしい言葉なのだそうです。

四代続く地方書店の店主と町の人々との繋がり、
黒沢心が担当する新人作家・中田伯と共に
初連載を勝ち取るまでの奮闘。

重版出来! 6 (ビッグコミックス)

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