本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

グランドに埋まっているもの

放送局の書店で今売れている本といえばこの本です。

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選手について知ることで野球観戦の楽しみは広がります。

 

 プロ野球各球団は今月1日一斉にキャンプイン。球団期待の選手の話題がスポーツ欄を賑わす季節になりました。オープン戦もそろそろ始まる頃一斉に発売されるのが「選手名鑑」です。書店のスポーツコーナーも選手名鑑が続々入荷しています。

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野球関係者ではないのでよくわかりませんが、選手名鑑はスポーツを扱う出版社にとって「ドル箱」なのかもしれません。店頭を見ると「プロ野球」と「選手名鑑」の組み合わせを変えたタイトルの本が様々な版元から出版されています。

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放送局にとって名鑑は業務用書籍といってもいい存在かもしれません。取材のためキャンプ地を訪れるのは記者、アナウンサー、カメラマンと様々です。取材対象の選手構成も新人選手やトレードなどで大きく入れ替わっていることが多く、早く顔と名前を覚えないと仕事になりません。ですから、名鑑は顔と名前がしっかりわかるものが好まれます。出身地や選手のデータがしっかり掲載されているに越したことはありません。また、屋外での取材が多いので持ち運びやすく傷みにくいものがベストです。

 

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取材関係者の好みを熟知した書店員は今年もこの名鑑を大量にゲットしました。

放送関係者に人気の名鑑は「プロ野球カラー名鑑 2016」ベースボールマガジン社に決まりなのだそうです。