本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

話題のタネを見つけよう

正確な情報をすばやく伝えるのが放送局の最大の使命です。 

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豊かで良い番組を伝えるためには「正確な情報」の周りについている「とるに足らない情報」にもしっかり目配せすることも必要です。 

 

とるに足らない情報とは、「トリビア」ですね。

生きていく上で何の役にも立たない無駄な知識、しかし、つい人に教えたくなってしまうような雑学や知識を「トリビア」といいます。放送局員、とりわけ番組制作者にとっては、トリビアに対する関心や情報収集癖のある人がかなりいます。

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そのトリビアマニアのために放送局の書店が用意したのが「実業之日本社」が出している「じっぴコンパクト新書」フェアです。

どんな内容かというと・・・・

としまえん」はなぜ豊島区ではなく練馬区にあるのか?

西武新宿駅はなぜほかの新宿駅から離れているのか?

東京ディズニーリゾート上空を飛行機は避けるという噂は本当なのか。

なぜ那覇空港に近づく飛行機はかなりの低空を飛ぶのか…。

グランドピアノや重い書棚を置いても床は大丈夫なのか。

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なぜ自分の敷地にめいっぱいに家を建ててはならないのか…。

赤い靴の女の子に青い目の人形、どこから来てどこへ行ってしまったの?

タイガースの「お得意サマ」球団は、ズバリどこ?

ユニフォームに黄色が入ると弱いってホント?

この答えが書いてあるのが「じっぴコンパクト新書」シリーズなのです。

私たちはなぞなぞが大好きです。

たとえば、テレビ番組で「知ってますか」と問いかけられると、答えが無性に知りたくなります。ネットで調べればすぐわかるに情報であっても気になって答えまで見てしまいます。テレビ制作者はその効果を知っていて、質問と答えの間に告知を入れたりします。

視聴者の関心を引っ張る効果は、こうした豆知識が握っているわけです。

本に書いてあることをそのまままねすると「パクリ」になりますが、ものの見方そのものは番組作りのヒントになります。

更に深く掘り下げて、より深いナゾを探し出すことができれば、番組制作者の成果につながるからです。(「ブラタモリ」などがいい例です)

このシリーズも豆知識習得用としてだけでなく、新番組につながるガイドとして利用されること期待したいです。