本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

第20回手塚治虫文化賞

マンガ文化に大きな足跡を残した手塚治虫の業績を記念する「手塚治虫文化賞」の「マンガ大賞」候補7作が決まりました。

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エンターティンメントから社会問題まで、取り上げられていないテーマはないのではというくらい、マンガは私たちの知識を広げてくれます。

 

「orange」高野苺 著(双葉社

現役高校生でデビューを果たし、10年間女子中高生から絶大な人気を得続けている高野苺の本格SFストーリー。高校二年生の菜穂に届いた未来からの手紙。そこには未来の自分の後悔がつづられていた。はたして菜穂は手紙を読み「後悔しない未来」を作ることができるのか?

「ゴールデンカムイ」野田サトル 著(集英社

『不死身の杉元』日露戦争での鬼神の如き武功から、そう謳われた兵士は、ある目的の為に大金を欲し、かつてゴールドラッシュに沸いた北海道へ足を踏み入れる。

孤独のグルメ久住昌之谷口ジロー 著(扶桑社)

個人で輸入雑貨商を営む主人公が一人で食事をするシチュエーションを淡々と描くハードボイルド・グルメマンガ

ちはやふる末次由紀 著(講談社

小倉百人一首競技かるたを舞台にした青春ドラマ。第35回(2011年) 講談社漫画賞受賞作。

「蝶のみちゆき」高浜寛 著(リイド社

遠く響く三味線に異国の言葉が混じり合う長崎丸山―絶世の花魁と重い病を抱えた一人の男の過去が、やがて密やかな〝愛と死〟の物語を紡ぎ始める。

「鼻紙写楽」一ノ関圭 著(小学館

多くの漫画家から、また漫画好きの読者から絶賛されるも、あまりに寡作なために幻の漫画家といわれる一ノ関圭の、代表作『茶箱広重』をこえる24年ぶりの傑作最新作です。

よつばとあずまきよひこ 著(KADOKAWA

夏休み前日に新しい町に引っ越してきた不思議な女の子"よつば"とそのとーちゃんが繰り広げる小市民的日常。