一般書店で見つからなくても、放送局の書店に必ず置いてある本が三冊あります。
アナウンサーや記者など、放送を送り出す側の必携品の辞典です。
- 「NHK漢字表記辞典」NHK放送文化研究所 編(NHK出版)
約3万5000語を収録。2200項目について用例・類義語などを追加・変更。新しい常用漢字表に完全対応。同音、同訓のことばの使い分けを充実。「漢数字と算用数字の使い分け」「読み方が難しい漢字への対応」などを明示。
- 「NHK日本語発音アクセント辞典」NHK放送文化研究所 編(NHK出版)
1985年刊行の『日本語発音アクセント辞典』の改訂版。今回、新たに新語3500を追加し、69000語を収録した共通語アクセント辞典。標準的な発音・アクセント、及びそれらの書き表し方を示し五十音順に配列。
- 「NHK新用字用語辞典」NHK放送文化研究所 編(NHK出版)
社会の変化に合わせた生きている新しいことばを各分野から選び、約35000語を収録。新たに「読みがななし」での使用を認めた37の漢字と、それを使った表現約400に対応した、2001年刊に次ぐ第3版。
人事異動や新入社員の教育のため、新年度を前にしたこの時期需要が高まります。今年は「新用字用語辞典」がマイナーチェンジします。また「日本語発音アクセント辞典」が5月に発行予定の「新・日本語発音アクセント辞典」にバージョンアップを予定しているため、入荷が滞り気味なのだそうです。放送人の参考書ともいえる辞典だけは、欠かさず在庫を確保しているのが放送局の書店の特徴です。
「NHK間違いやすい日本語ハンドブック」NHKアナウンス室(NHK出版)
「一段落」「他人事」「奇しくも」「施行」「施策」「神々しい」「3階」「乱高下」「法の下の平等」「身を粉にして」「首長」「紅葉狩り」「素読」「上意下達」…「たぶん、こんな読み方だったはず」―その思い込みが間違いを起こす。難読の漢字、誤用・誤読しがちなことば3300語を収載!
日本語を正しく使いたい人やマスコミ志望者のみなさんは持っていても損のない本だと思います。