最近、定年の周辺世代の相談に乗ることが多くなりました。質問者には「これを読め」と、ライフプラン関係の本を紹介しています。
「日経おとなのOFF3月号、100歳まで金持ち老後」(日経BP社)が比較的わかりやすかったので、内容を説明材料に絵解きしてみました。(紙芝居みたいなものです)
収入は人により様々ですが、定年後の家計をざっくり計算すると、老後の蓄えをある程度用意しておかないと大変なことがわかります。カロリー計算表みたいですね。支給される公的年金は掛け金は年々増えているにもかかわらず下がり続けているのが不安です。
上の表は定年後再雇用ができた(ラッキーな)人を想定しています。企業年金をもらえない人も当然いますので、実際はかなり厳し目に生活設計を考えておいた方がいいと思います。
勤め人の間は収入は給与だけでしたが、再雇用などで働き始めると給与の体系は年俸制(退職金は出ません)などに変わります。支給額は半分ほどに減り、かわりに企業年金(企業年金がないところもあります)や、在職中に積み立てた年金が支払われるようになります。公的年金は二つあり、65歳から給付がはじまる老齢基礎年金と、誕生年により支給開始が違う老齢厚生年金、あわせて4種類あるので覚えるのが一苦労です。(年金は3ヶ月に一回振り込まるので家計の管理も気が抜けません)
いずれにしても、年を取れば収入は減ることがあっても原則増えないので、無駄遣いしないことが肝心です。
退職金をもらうと使ってしまう人も多いようで。5つのパターンに当てはまらないよう注意した方がいいです。
足下をすくうくせ者は子供です。子供のためと思っての結婚資金や住宅購入支援はかなりの出費を覚悟してください。また、自立しない子供、ニートの場合は生活費を食いつぶしますし、気をつけないと際限なく老後の資金が消えていきます。ご注意ください。