本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

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文庫部門のランキングです。f:id:tanazashi:20160213134647p:plain

 

横浜・有隣堂伊勢佐木町本店調べ(3月13日~3月19日)

  1. 始末: 吉原裏同心(二十四)」佐伯泰英 著(光文社)
  2. 町奉行内与力奮闘記二 他人の懐 」上田秀人 著(幻冬舎「他人の懐へ手出ししてきたのはそちらではないか」。江戸町奉行に栄転早々、寺社奉行から因縁をつけられた曲淵甲斐守。配下の町方が富くじの余得を奪おうとしたのが原因だという。衝突回避のため内与力の城見亨が奔走するが、利権が絡む暗闘ゆえ闇は深い。やがて騒動は吉原に飛び火。甲斐守と亨の信念は町方の強欲にのまれるか。波乱の第二弾。
  3. 七つの会議」池井戸潤 著(集英社
  4. 「愚者の連鎖 アナザーフェイス 7」堂場瞬一 著(文藝春秋)完全黙秘の容疑者。その背景には何が?後山の指令で、長く完全黙秘を続ける男を取り調べることになった大友。沈黙の背後には驚くべき過去が……大人気シリーズ第7弾。
  5. 宰領: 隠蔽捜査5」今野敏 著(新潮社)発信地が横須賀市付近という理由で、警視庁・神奈川県警の合同捜査が決定。指揮を命じられたのは一介の署長に過ぎぬ竜崎伸也だった。反目する二つの組織、難航する筋読み。解決の成否は竜崎に委ねられた!
  6. ドンナ ビアンカ誉田哲也 著(新潮社)大手外食企業役員と店長が誘拐された。練馬署強行犯係の魚住久江は、一課時代の腐れ縁・金本らと捜査に召集される。だが身代金受渡しは失敗、切断された体の一部が送りつけられる。やがて捜査線上に浮かんだのは、一人の中国人女性。一課復帰を拒み所轄を生きる女刑事が、事件の真相を追う!
  7. 小籐次青春抄 品川の騒ぎ・野鍛冶」佐伯泰英 著(光文社)
  8. 高校入試」湊かなえ 著( KADOKAWA/角川書店悪意は拡散する――。衝撃の結末が待ち受ける、『告白』以来の学校ミステリ! 
  9. 「その鏡は嘘をつく」薬丸岳 著(講談社東池袋署の刑事・夏目は同日現場近くで起こった不可解な集団暴行事件を調べていた。事件の鍵を握るのは未来を捨てた青年と予備校女性講師。人間の心の奥底に光を当てる、著者ならではの極上ミステリー。商品の説明をすべて表示する。
  10. へこたれない人 物書同心居眠り紋蔵」佐藤雅美 著(講談社しがない小役人の山本庄蔵は葵の御紋が付いた提灯や長持を使って、ひと儲けを画策する。お上に知られた庄蔵に下されるのは「江戸払い」か「御扶持召放」か?差し戻された裁決は、紋蔵のもとに。当の庄蔵はちょこまか江戸を動きまわり、開きしに勝る図太さで、へこたれない。表題作含む8編収録の人気捕物帖第12弾。