本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

災害時の必需本

ひとたび災害が起きると放送局の仕事は災害報道一色になります。出来るだけ早く正確な情報を提供するためにおおぜいの放送局員が仕事をシフトします。本屋にも影響が出てきます。  

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いちばんわかりやすいのが地図の動きです。地震や洪水など被害が広範囲に及ぶ現場を取材するには、正確な位置情報が欠かせません。最近ではスマホなどでネット地図を見るという方法もありますが、通信が切れたり、電池が消耗したりするとつかえなくなることがあります。ですから、落としたり水を被ったりしても利用できる紙の地図は報道現場で重宝します。(一番ベストなのはゼンリンの住宅地図とか、国土地理院の5万分の一地図なのですが小さな書店では手が回りません)

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現場に向かうカメラマンや記者だけでなく、中継車や補給等のルート確保などからの問い合わせもあります。書店では緊急時に備えて地図の在庫切れがないように、補充を欠かさないようにしているのだそうです。