本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

古書をガイドに古書店探訪

出歩くには最適の陽気です。見知らぬ街の本屋を探索するのも悪くありません。新古書店の雑誌コーナーで発見したのが「OZmagazine(オズマガジン)2014年3月号」です。

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「本屋さんに行くのは、寄り道と似ています。ぶらぶらするだけで、発見がたくさん。思わぬタイトルに惹かれて、自分では意識していなかった好奇心がムクムクとわくことも」という本屋特集。 

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本の街となっている下北沢の本屋さんを散歩したり、ブックカフェを紹介する特集になっています。東京の名書店が推薦する112冊や、本好きの有名人がよりみちする本屋も網羅されていて、まさに本と本屋のてんこもりです。 

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さっそく雑誌を片手に特集の地を訪ねてみました。下北沢はいつまでたっても工事中の駅を中心に、古書店が集まる街です。本書では6店を紹介しています。歩ける範囲に15店近くの本スポットが固まっていますが、じっくり探すと一日では回りきれません。

 

「R&B」文学、アート、自然科学などの品揃え。本にまつわるイベントも開催。夜0時まで営業。ドリンクもあります。

bookandbeer.com

「July Books/七月書房」国内外から集めた絵本や文学もマンガなどがゆったりとディスプレイ。大人を「やすむ」本屋だそうです。

September Days

「ほん吉」いかにも古書店の店内ですが、ジェンダー研究と精神医学の本が充実しているのは店主の加勢理枝さんのコーディネートによるもの。絶版多数。レジ前が聖地になっています。

twitter.com

クラリスブックス」神保町で修行を積んだ高松徳雄さんが選んだ古書は、哲学思想、文学、アート、ファッションなど10分野。ディープに浸れる店です。読書会も開催。

clarisbooks.com

ダーウィンルーム」教養の再生(LIBERAL ARTS LAB)を理念に、選りすぐりの古書と動物剥製などの標本や、研究生活に便利な道具の販売と、専門家を招いたリベラルアーツ・カフェを行うユニークなショップです。

DARWIN ROOM

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「ピリカタント書店」旅と暮らしがテーマの書籍があります。季節の家庭料理とお酒も楽しめます。 

pirkatanto.com

寄り道したくなる本屋さんやブックカフェなど、良く取材しています。以前紹介した天狼院も掲載されていました。

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tanazashi.hatenablog.com

 最近はやりのカフェ風古書店や民家を改装した古書店、放送局の書店員が贔屓にする恵文社一乗寺店(京都)など、取材の深さを感じさせられます。移動本屋は初めて見た。どこに出没しているのでしょうか。

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取り上げられた本屋さんはそれぞれ情報発信をしていますので、最新情報はネットから取得するといいと思います。BOOK iN BOOKページには紙雑貨集もあります。

かみもっと

https://www.facebook.com/kamimotto/?fref=nf

 

本誌は古雑誌なので新刊書店では手に入りません。関心のある方は版元に注文するか古書店で探すかしてみてください。