本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

週間ベスト10

ノンフィクション部門のランキングです。 

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八重洲ブックセンター本店調べ(4月17日~23日)

 

1「芸人と娘」尾関高文 著(飛鳥新社

人気お笑いコンビ「ザ・ギース」の尾関氏、初の著作。幼稚園の娘についての人気ツイートがイラスト+新ネタ満載で書籍化!

2「政府は必ず嘘をつく 増補版」堤未果 著(KADOKAWA/角川書店; 増補版)

国政選挙を控え、与党が3分の2を占めた後に進めようとしている強権的な政治に対して、国民は何を考え、どう行動をとればいいのか。真実の情報を見抜くことの大切さと、国民が今やるべきことは何かについてまとめていく。

3「天才」石原慎太郎 著(幻冬舎

毀誉褒貶相半ばする男の汗と涙で彩られた生涯!

4「言ってはいけない 残酷すぎる真実」橘玲*1 著(新潮社)

進化論、遺伝学、脳科学の最新知見から、人気作家が次々と明かす「残酷すぎる真実」。読者諸氏、遺伝、見た目、教育、性に関する、口には出せない「不愉快な現実」を今こそ直視せよ!

5「師弟」野村克也 著(講談社

野村克也氏にとって、宮本慎也氏は怒り甲斐のある、最高の教え子だった。
逆に、宮本氏にとって、プロ野球界の門をたたいてから最初の4年間、野村監督から薫陶をうけたことが、一流の選手、リーダーになる礎になった。「最強の師匠」と「最高の弟子」による”授業”がこのたび、実現した。

6「京都ぎらい」井上章一 著(朝日新聞出版)

洛中千年の「花」「毒」を見定める新・京都論。

7「ニュースの"なぜ?"は世界史に学べ 日本人が知らない100の疑問」茂木誠*2 著(SBクリエイティブ)

一般の方々が国際ニュースを見て疑問に思うであろう100のポイントを取り上げ、世界史とからめて解説するアプローチをとりました。歴史の成り立ちから学ぶことで、国際ニュースの本質を読み解くことができると思います。

8「ハーバードでいちばん人気の国・日本」佐藤智恵 著(PHP研究所

日本の誇りである「新幹線お掃除劇場」からトヨタのすごさ、世界最古の先物市場・堂島米市場、そして福島第二原発を救った「チーム増田」まで、日本人が想像できないほど、ハーバード大学をいま「日本」が席巻している!

9「老後親子破産」NHKスペシャル取材班(講談社

「老後破産」の更なる拡大が、「親子共倒れ」を引き起こしている衝撃の事実のルポ。
番組では紹介しきれなかった詳細で生々しい実態を、現場を取材したNHKスペシャル取材班が克明に綴った!

10「人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの」松尾 豊 著(KADOKAWA/中経出版

人類の希望か、あるいは大いなる危機なのか?「人間のように考えるコンピュータ」の実現へ、いま、劇的な進展が訪れようとしている。知能とは何か、人間とは何か。トップクラスの人工知能学者が語る、知的興奮に満ちた一冊。

*1:作家。本名は非公開。早稲田大学第一文学部卒業。元・宝島社の編集者。日本経済新聞で連載を持っていた。海外投資を楽しむ会創設メンバーの一人。2006年「永遠の旅行者」が第19回山本周五郎賞候補となる。デビュー作は経済小説の「マネーロンダリング」。投資や経済に関するフィクション・ノンフィクションの両方を手がける。「お金はもちろんあったほうがいいんですが、仕組みのほうにずっと興味があるんですね。もともと出版の出身だから、その仕組みを見つけたら、ほら、こんな面白いことあるよってみんなに教えたいし、それでみんながビックリするのが楽しいっていうのがモチベーションなので」と語っている。

*2:東京都出身。駿台予備学校世界史科講師。首都圏各校で「東大世界史」「難関国立大世界史」等の国公立系の講座を主に担当。iPadを駆使した独自の視覚的授業が支持を集めている。