本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

週間ベスト10

文庫部門のランキングです。 

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紀伊國屋書店全店調べ(6月9日~15日)

 

1「夢幻花」東野圭吾 著(PHP研究所

花を愛でながら余生を送っていた老人・秋山周治が殺された。第一発見者の孫娘・梨乃は、祖父の庭から消えた黄色い花の鉢植えが気になり、ブログにアップするとともに、この花が縁で知り合った大学院生・蒼太と真相解明に乗り出す。一方、西荻窪署の刑事・早瀬も、別の思いを胸に事件を追っていた…。宿命を背負った者たちの人間ドラマが展開していく“東野ミステリの真骨頂”。第二十六回柴田錬三郎賞受賞作。 

夢幻花 (PHP文芸文庫)

夢幻花 (PHP文芸文庫)

 

 

2「植物図鑑」有川浩 著(幻冬舎

お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。噛みません。躾のできた良い子です――。思わず拾ってしまったイケメンは、家事万能のスーパー家政夫のうえ、重度の植物オタクだった。樹という名前しか知らされぬまま、週末ごとにご近所を「狩り」する、風変わりな同棲生活が始まった。とびきり美味しい(ちょっぴりほろ苦)“道草"恋愛小説。レシピ付き。

植物図鑑 [ 有川浩 ]
価格:740円(税込、送料無料)


 

3「アクセル・ワールド (20) ―白と黒の相剋―」川原礫KADOKAWA/アスキー・メディアワークス

初対面のバーストリンカーに、いきなり戦いを挑まれたハルユキの選択は――!?
いっぽう、ニコと黒雪姫も、禁断の《王》対《王》の戦いへと突き進む。
対峙する二人は、二つのレギオンをまとめあげることができるのか――!?最終決戦迫る最新刊!! 

 

4「黄金の烏」阿部智里 著(文藝春秋

人間の代わりに「八咫烏」の一族が住まう世界「山内」で、仙人蓋と呼ばれる危険な薬の被害が報告された。その行方を追って旅に出た日嗣の御子たる若宮と、彼に仕える雪哉は、最北の地で村人たちを襲い、喰らい尽くした大猿を発見する。生存者は、小梅と名乗る少女ただ一人―。八咫烏シリーズの第三弾。 

黄金の烏 (文春文庫)

黄金の烏 (文春文庫)

 

 

5「64(ロクヨン) 上」横山 秀夫 著(文芸春秋

組織と個人の相克を息詰まる緊張感で描き、ミステリ界を席巻した著者の渾身作。

6「陰陽師 蒼猴ノ巻」夢枕獏 著(文藝春秋

この頃都で評判の「蝦蟇法師」がいた。犬ほどの大きさの蝦蟇をそばにおき、それが念仏を唱えて失せ物の在りかを当てる。ところが藤原景之の仏間から消えた黄金の観音菩薩の行方は分からないという。不審に思った晴明と博雅は(「蝦蟇念仏」)。秋に花咲く桜の木、天空で笛吹く博雅などいよいよ冴えわたる美しさ、面白さ、至福の十篇。

陰陽師 蒼猴ノ巻 [ 夢枕獏 ]
価格:594円(税込、送料無料)


 

7「後妻業」黒川博行 著(文藝春秋

91歳の耕造は妻に先立たれ、69歳の小夜子を後妻に迎えていた。ある日耕造が倒れ、小夜子は結婚相談所の柏木と結託して早々に耕造の預金を引き出す。さらに公正証書遺言を盾に、遺産のほぼすべてを相続すると耕造の娘たちに宣言した―。高齢の資産家男性を狙う“後妻業”を描き、世間を震撼させた超問題作。

後妻業 [ 黒川博行 ]
価格:799円(税込、送料無料)


 

8「神去なあなあ夜話」三浦しをん 著(徳間書店

三重県の山奥、神去村に放りこまれて一年が経った。最初はいやでたまらなかった田舎暮らしにも慣れ、いつのまにか林業にも夢中になっちゃった平野勇気、二十歳。村の起源にまつわる言い伝えや、村人たちの生活、かつて起こった事件、そしてそして、気になる直紀さんとの恋の行方などを、勇気がぐいぐい書き綴る。人気作『神去なあなあ日常』の後日譚。みんなたち、待たせたな!

神去なあなあ夜話 [ 三浦しをん ]
価格:691円(税込、送料無料)


 

9「64(ロクヨン) 下」横山 秀夫 著(文芸春秋

組織と個人の相克を息詰まる緊張感で描き、ミステリ界を席巻した著者の渾身作。

10「世界から猫が消えたなら」 川村元気 著(小学館

 二〇一三年本屋大賞ノミネートの感動作が、待望の文庫化!

世界から猫が消えたなら [ 川村元気 ]
価格:669円(税込、送料無料)