本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

女三人よればの新刊本

店頭に並んだ新刊本4冊。大阪の街を歩いてると商売上手なオカンに「立ち読みしてないで買いなさい」と呼び止められる・・・そんな共通項を感じるのが左の三冊です。津村氏は大阪市出身ですから本の内容も明るく楽しいに違いありません。道理で道尾さんの山が高すぎる。がんばって応援しなくては。 

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「珠玉の短編」山田詠美 著(講談社

“珠玉”に取り憑かれた作家の苦悩を描く「珠玉の短編」、第42回川端康成文学賞受賞作「生鮮てるてる坊主」など11編の“絶品”をご堪能あれ。

「中島ハルコはまだ懲りてない!」林真理子 著(文藝春秋

絶好調第2弾。日本一あつかましい女社長、中島ハルコがパワーアップして帰ってきた!美魔女とたたかったり、五十女を脱がせたり、ハルコは今日もお騒がせ。でも、そのズバリとした物言いに、なぜか皆うなずいてしまう。

「枕元の本棚」津村記久子 著(実業之日本社

絵本、図鑑、経済書から、スポーツ選手の評伝、女優の写真集まで――人気芥川賞作家・津村記久子が、幼少期の愛読書、学生時代に熟読した本、創作の源となっている本など、58冊を精選。あなたの想像力のツボをじわりと刺激する、“目からウロコ"の読書エッセイ!

「スタフ staph」道尾秀介 著(文藝春秋

街をワゴンで駆けながら、料理を売って生計をたてる女性、夏都。彼女はある誘拐事件をきっかけに、中学生アイドルのカグヤに力を貸すことに。カグヤの姉である有名女優のスキャンダルを封じるため、ある女性の携帯電話からメールを消去するという、簡単なミッションのはずだったのだが―。あなたはこの罪を救えますか?想像をはるかに超えたラストで話題騒然となった「週刊文春」連載作。