明日から集配が一斉に休みに入ることから、雑誌の発売日が繰り上がります。そのため、連休の谷間にあたる12日(金)は書店は店を開けます。お奨めは、冒険家をしのぶ本です。アウトドアに思いを寄せる日は、こんな評伝が似合いそうです。
アラスカに魅了され、自然と動物、そしてそこに生きる人々の姿を追いつづけた星野道夫。彼の作品は、なぜ人々を惹きつけるのか。彼が表現しようとしたものは何だったのか。元担当編集者の著者が、その生涯を辿り、強い磁力のような魅力を放つ作品の根源に迫る!
8月で没後20年の節目を迎える今年、回顧展や評伝が出版されています。
星野はカリブーやグリズリーなどの野生生物が見せる豊かな表情、極北の自然の雄大さを撮影しました。「須賀敦子を読む」で第61回読売文学賞を受賞した湯川豊氏の著作です。星野が学生時代に文藝春秋社でアルバイトをしていた頃から、星野が亡くなるまで、長年にわたって深く関わり続けたという関係から、特別の思いで書かれています。
彼が残した膨大な作品から250点や自筆の手紙、愛用したカヤックなども展示する特別展は銀座松屋で開催されます。
悠久の時を旅する [ 星野道夫 ]
|