ついに出たか。本日登場したのがこの本
「最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常」二宮敦人*1 著（ 新潮社）
才能勝負の難関入試を突破した天才たちは、やはり只者ではなかった。
口笛で合格した世界チャンプがいると思えば、
ブラジャーを仮面に、ハートのニップレス姿で究極の美を追究する者あり。
お隣の上野動物園からペンギンを釣り上げたという伝説の猛者は実在するのか?
「芸術家の卵」たちの楽園に潜入、
全学科を完全踏破した前人未到の探訪記。
12.「ダメ人間製造大学」?
半分くらい行方不明
芸術は教えられるもんじゃない
オルガンホームパーティ
六十代の同級生
仕事をしていない時間がない など
オオッという着眼点。恐れを知らぬ冒険心。美大生のファンキーな生態は、金沢美術工芸大学は東村アキコが、大作家芸術大（大阪芸術大）は島本和彦がそれぞれ描いて、さながら動物園を見るようで引き込まれた。この２大学ですら、おかずなしでご飯が食べられるのだから。食物連鎖の頂点に立つトーゲーダイは何が待ち構えているのだろうかと、表紙を見ただけでそそられます。著者は感染を免れ無事帰還できたのでしょうか。
著者は作家さんです。フィクションが入っているかもしれませんが、「大学の存在自体がフィクションです」と言う関係者も近くにいて保証してくれます。
