本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

週間ベスト10

ランキングです。 

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東京堂書店神田神保町店調べ(9月20日)

 

1「たてもの怪談」加門七海 著(エクスナレッジ

「建物」にまつわる怪の話を集めた、加門七海待望の怪談実話集。
幻の連載『引越物語』に加えて、本書のために新たに4編を書き下ろし。
自らの引っ越しにまつわる不思議な出来事や、自宅での恐怖体験、
訪れた文化財で出会った“この世ならざるモノ"、東京の最新風水事情考察など、
妖しくも興味深い実話怪談が満載! 

たてもの怪談

たてもの怪談

 

2「〆切本」(左右社)

「かんにんしてくれ給へ どうしても書けないんだ……」
「鉛筆を何本も削ってばかりいる」
追いつめられて苦しんだはずなのに、いつのまにか叱咤激励して引っ張ってくれる……
〆切とは、じつにあまのじゃくで不思議な存在である。
夏目漱石から松本清張村上春樹、そして西加奈子まで
90人の書き手による悶絶と歓喜の〆切話94篇を収録。
泣けて笑えて役立つ、人生の〆切エンターテイメント!

〆切本

〆切本

 

3「ヌメロ・ゼロ」(左右社)

「握りつぶされた真実を告発すること」を目的とした新聞の創刊を目指し、パイロット版として「ヌメロ・ゼロ(ゼロ号)」の編集に取り組む記者たち。しかしその新聞発行の裏には、出資者の利益を図る企みが潜んでいた。そして編集会議で日々繰り広げられるのは情報操作のテクニック。そこに見られるのはまさしく、歪んだジャーナリズムのお手本のような実態だった。一方で、未解決のテロ事件、ローマ法王の死をめぐる疑惑、ムッソリーニをめぐる陰謀説など、歴史の闇に葬られ忘れ去られた事件にふたたび光をあてようと調査を進める一人の記者。彼の命が狙われることで事態は意外な展開に―知の巨人、最後の傑作! 

ヌメロ・ゼロ

ヌメロ・ゼロ

 

全世界で1000万部以上売れているベストセラー『薔薇の名前』を著した
イタリアの知の巨人ウンベルト・エーコの最新作です。

4「学術書の編集者」橘宗吾 著(慶應義塾大学出版会)

▼読むこと そして 挑発 = 媒介

名古屋大学出版会の編集長として、数々の記念碑的な企画を世に送り出し、
日本の学術書出版を牽引する著者が、編集・本造りの実際について縦横に語る、
現役編集者必携、志望者必読のしなやかな鋼の如き編集論。

学術書の編集者

学術書の編集者

 

5「虚人と巨人 国際暗黒プロデューサー 康 芳夫と各界の巨人たちの饗宴」平井有太 著(辰巳出版

本書は、康芳夫のライターでもある著者 平井有太が康芳夫と著名人達を追い続けた康芳夫関連記事から厳選されたまとめ。そして新規原稿大幅増強による、虚人と巨人の宴の書。そこで繰り広げられる様々な事象を垣間見ることにより、虚人のそして巨人の思想を知ることが出来ます。

6「神保町600円ほろよい倶楽部 御酒印帳 1」(Sweet Thick Omelet)

ネット上にみあたりません。出版社の商品にも掲載されていません。どんな本なのでしょうか?

prtimes.jp

7「日本語のために (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 30)」池澤夏樹 編(河出書房新社

日本全土の地理的な広がりを背景に生まれた、日本語・漢語アイヌ語琉球語といった多種多様な「日本語」のサンプルと論を、古代から現代まで、時代を超えて収録。古代に生まれた祝詞から、仏教キリスト教の言葉、琉歌、いろはうた、辞書の言葉、また「ハムレット」や「マタイによる福音書」の翻訳比較、日本国憲法などを手がかりに、「日本語」そのものの成り立ちと性質を明らかにする。祝詞「六月晦大祓」(池澤夏樹・訳)、「ハムレット第三幕第一場」(岡田利規・訳)、「終戦の詔書」(高橋源一郎・訳)は新訳で収録。かつてない視点による画期的アンソロジー。

8「戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗」加藤陽子 著(朝日出版社

かつて日本は、世界から「どちらを選ぶか」と三度、問われた。より良き道を選べなかったのはなぜか。日本近現代史の最前線。

戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗

戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗

 

9「最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常」二宮敦人 著(新潮社)

入試倍率は東大の3倍!
卒業後は行方不明多数!!
「芸術界の東大」の型破りな日常。

才能勝負の難関入試を突破した天才たちは、やはり只者ではなかった。
口笛で合格した世界チャンプがいると思えば、
ブラジャーを仮面に、ハートのニップレス姿で究極の美を追究する者あり。
お隣の上野動物園からペンギンを釣り上げたという伝説の猛者は実在するのか?
「芸術家の卵」たちの楽園に潜入、
全学科を完全踏破した前人未到の探訪記。 

最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常

最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常

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10「『イムジン河』物語 〝封印された歌〟の真実」喜多由浩 著(アルファベータブックス)

ザ・フォーク・クルセダーズのレコード発売中止騒動から半世紀。当事者が明かした「本当の舞台裏」。歌の復活劇を描く渾身のドキュメント! 母国「北朝鮮」で忘れ去られた歌に命を与えた日本人、魂を揺さぶられた拉致被害者、数十年も「闇」に閉じ込められた歌は放送禁止歌ではなかった……。貴重な写真と楽譜付。 きたやまおさむ(北山修)の想い、「南北統一」の願いを詞に込めた松山猛金正日の前で歌った韓国の歌手・キム・ヨンジャ、映画「パッチギ !」での復活、桑田佳祐らのCD化、この歌に生涯をかけた在日コリアンの音楽プロデューサーの証言…。

『イムジン河』物語 ?封印された歌?の真実

『イムジン河』物語 ?封印された歌?の真実