ランキングです。
- 1「呉越春秋 湖底の城 第七巻」宮城谷昌光 著(講談社)
- 2「アンジェリーナ・フルードの謎」オースティン・フリーマン*1 著(論創社)
- 3「消えたボランド氏」ノーマン・ベロウ*2 著(論創社)
- 4「生ける死者に眠りを」フィリップ・マクドナルド*3 著(論創社)
- 5「小さな出版社のつくり方」永江朗 著(猿江商會)
- 6「ヌメロ・ゼロ」ウンベルト・エーコ 著(河出書房新社)
- 7「〆切本」(左右社)
- 8「スクープ! 週刊文春エース記者の取材メモ」中村竜太郎 著(文藝春秋)
- 9「私の「貧乏物語」――これからの希望をみつけるために」岩波書店編集部(岩波書店)
- 10「創造元年1968」押井守 著(作品社)
1「呉越春秋 湖底の城 第七巻」宮城谷昌光 著(講談社)
越王句践にも“ある男”がいた。謎多き人物、范蠡。ついに彼の物語が始まる。待望の第七巻!知られざる、古代中国の血湧き肉躍る物語。
2「アンジェリーナ・フルードの謎」オースティン・フリーマン*1 著(論創社)
ひどいショック状態に陥っている女性を診察した新米医師。首にはひも状のもので絞められた跡が。彼女の夫は薬物中毒者と見られ…。法医学者にして名探偵のソーンダイク博士が確かな論理性と科学的知識を駆使し推理する。
3「消えたボランド氏」ノーマン・ベロウ*2 著(論創社)
高い断崖絶壁の上から飛び降りたはずの人間が、忽然と姿を消した。崖の下にいた釣り人は何ひとつ落ちてこなかったという。不可解な人間消失が連続殺人事件を招き、タイソン警部は謎の連鎖に翻弄され…。長編本格ミステリ。
4「生ける死者に眠りを」フィリップ・マクドナルド*3 著(論創社)
無残に散った700名の兵士の命。その責任を免れていた屋敷の女主人と2人の軍人のもとに脅迫状が届く。警察への通報をためらい、部外者の客を招くが、豪雨と何者かの工作によって屋敷は孤立、ついに1人目の犠牲者が…。
5「小さな出版社のつくり方」永江朗 著(猿江商會)
ライフワークとして出版業界を見つめ続けてきた永江朗が、2000年以降に新しく創業された「小さな」出版社、11社の創業者12人にロングインタビューを敢行。右肩下がりの時代に、あえて「出版社をつくる」ことを選んだ彼らの素顔を描いた、渾身の書き下ろし! 硬直化した出版業界のなかでいつしか忘れていた「本」への気持ちを思い出させてくれる一冊。出版社のみならず、書店、取次など「本」を仕事として選んだすべての人たちにおすすめです。
6「ヌメロ・ゼロ」ウンベルト・エーコ 著(河出書房新社)
全世界で1000万部以上売れているベストセラー『薔薇の名前』を著した
イタリアの知の巨人ウンベルト・エーコ。
遺された最後の傑作『ヌメロ・ゼロ』が2016年秋刊行予定!
ある新聞のパイロット版を手がけるという名目のもと、
「握りつぶされた真実を告発する新聞の創刊」を目指す編集部。
しかしその新聞発行の裏には、出資者の利益を考慮した
歪んだジャーナリズムの恐ろしい陰謀が隠されていた──
7「〆切本」(左右社)
「かんにんしてくれ給へ どうしても書けないんだ……」
「鉛筆を何本も削ってばかりいる」
追いつめられて苦しんだはずなのに、いつのまにか叱咤激励して引っ張ってくれる……
〆切とは、じつにあまのじゃくで不思議な存在である。
夏目漱石から松本清張、村上春樹、そして西加奈子まで
90人の書き手による悶絶と歓喜の〆切話94篇を収録。
泣けて笑えて役立つ、人生の〆切エンターテイメント!
8「スクープ! 週刊文春エース記者の取材メモ」中村竜太郎 著(文藝春秋)
「そういえば知ってる? どうやらクスリみたいなんだよね」
「プロデューサーが金にまつわる不正を働いているっていう話があるんだけど」
そんな何気ない一言から始まる極秘取材、当事者直撃、徹夜の原稿執筆……。
次々と世を驚かすスクープ記事を掲載してきた週刊文春。
20年にわたりエース記者として様々な特ダネをものしてきた著者が、その知られざる舞台裏を赤裸々に明かす。
これが本当にリアルな週刊誌の現場だ!
第1章 シャブ&飛鳥――逮捕前9カ月半の衝撃のスクープの裏側
第2章 高倉健に養女がいた!
第3章 NHK紅白プロデューサー巨額横領事件
第4章 地を這う取材――殺人事件の目撃者を探せ!
第5章 独占インタビューのとり方
第6章 夜の歌舞伎町潜入せよ――ホスト地獄に落ちた女たち
第7章 消えた女――ルーシー・ブラックマン失踪事件
第8章 歌姫・宇多田ヒカルの素顔
第9章 勝新太郎からの手紙
第10章 厳戒の編集部 オウム事件
第11章 9.11同時多発テロ――現場へ飛べ!
9「私の「貧乏物語」――これからの希望をみつけるために」岩波書店編集部(岩波書店)
日本では非正規雇用比率が4割を越え、セーフティネットが手薄なまま、若者、女性、高齢者など多くの人たちが貧困や孤立にあえいでいる。そんななか、希望はどこにあり、生きていくための支えがあるとしたら、どのようなものか。各界の36名が体験的に綴るいくつもの「貧乏物語」から、そのヒントをさぐるエッセイ集。
【執筆者】
浅井慎平・井手英策・井上達夫・内澤旬子・蛭子能収・沖藤典子・金原瑞人・亀井静香・栗原康・小出裕章・古賀誠・小坂井敏晶・小関智弘・最首悟・斎藤貴男・佐伯一麦・佐伯泰英・佐高信・髙田明・武田砂鉄・出久根達郎・鳥居・永田和宏・橋本治・福山哲郎・ブレイディみかこ・星野博美・益川敏英・松元ヒロ・水島宏明・森達也・安田菜津紀・安彦良和・湯浅誠・吉原毅・吉田類
10「創造元年1968」押井守 著(作品社)
文学、メシ、暴力、エロ、SF、赤軍、ゴジラ、神、ルーザー、攻殻、最終戦争……、〈1968年〉。あの時代、同じ空気を吸っていたクリエーター二人が、当事者として語る貴重な時代の証言と“創造”の原風景、そしてそこから逆照射される“今”。あれから、半世紀をへた、この国とTOKYOの姿を、徹底的に語り尽くす。