本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

週間ベスト10

新書部門のランキングです。 

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三省堂全店調べ(10月3日~9日)

 

1「人間の煩悩」佐藤愛子 著(幻冬舎

人生は「なぜ自分だけがこんな目に遭うのか?」と思うことの連続で、あらゆる煩悩(心身をわずらわし悩ませる迷いの心)にさいなまれるが、どうすればこれらの悩みから解放されうるのか?波瀾万丈の日々を生きてきた著者は「逃げずに受け止めることが道を拓く」と喝破する。「苦労を引っかぶって元気よく生きる」「複雑な世を生きぬくコツ」「欲望が涸れると、らくになる」「死んでみなされ、そしたらわかる!」等々、九十二年の人生経験から人間の本質を的確に突いた一冊。

人間の煩悩 (幻冬舎新書)

人間の煩悩 (幻冬舎新書)

 

 

2「海賊王と開かずの《門》 - 海賊と女王の航宙記」茅田砂胡 著(中央公論新社

連邦未加盟国家の内戦が遙か彼方の惑星ブラケリマに影響していく。
渓谷競走の英雄(! )ジャスミンことパピヨンルージュは、この複雑に絡む事件の謎を解き明かせるか? 海賊ケリーの活躍は?
大人が主役の舞台の一幕、これにて一段落! 

 

3「言ってはいけない 残酷すぎる真実」橘玲 著(新潮社)

ひとは幸福になるために生きているけれど、幸福になるようにデザインされているわけではない。

言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)

言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)

 

 

4「問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論」エマニュエル・トッド 著(文藝春秋

現代最高の知識人であるトッド氏の最新見解を集めた日本オリジナルの時事論集です。テロ、移民、難民、人種差別、経済危機、格差拡大、ポピュリズム、英国EU離脱、トランプ旋風など各章のテーマは多岐に亘りますが、実は「グローバリズムの限界」という同じテーマを扱っています。また知的遍歴と独自の分析手法の秘密を存分に語っている第3章「トッドの歴史の方法」は、他の著作では決して読めない話が満載で、「最良のトッド入門」となっています。「トッドの予言」はいかにして可能なのか? その謎に迫る本です。 

 

5「財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済」上念司 著(講談社) 

財務省のHPに載る700兆円の政府資産は一体、誰の物なのか!?33のQ&Aでスッキリわかる日本の実力。それを隠し続けてきたセコ過ぎる理由も! 

 

6「鋼のメンタル」百田尚樹 著(新潮社)

鋼のメンタル (新潮新書)

鋼のメンタル (新潮新書)

 

 

7「キリンビール高知支店の奇跡 勝利の法則は現場で拾え!」田村潤 著(講談社

高知発、東海、そして全国へ!!地方のダメ支店からの逆転力。アサヒスーパードライから首位を奪回せよ!フツーの営業マンが掴み取った、営業の極意。

 

8「人口と日本経済 - 長寿、イノベーション、経済成長」吉川洋 著(中央公論新社

人口減少が進み、働き手が減っていく日本。財政赤字は拡大の一途をたどり、地方は「消滅」の危機にある。もはや衰退は不可避ではないか―。そんな思い込みに対し、長く人口問題と格闘してきた経済学は「否」と答える。経済成長の鍵を握るのはイノベーションであり、日本が世界有数の長寿国であることこそチャンスなのだ。日本に蔓延する「人口減少ペシミズム(悲観論)」を排し、日本経済の本当の課題に迫る。 

 

9「マンション格差」榊淳司 著(講談社

あなたのマンションは「勝ち組」「負け組」?35年前に購入したマンションの売却査定額が3200万円と800万円。何が運命を分けたのか!?デベロッパー大手12社の特徴がわかる「診断」つき。

マンション格差 (講談社現代新書)

マンション格差 (講談社現代新書)

 

 

10「アマゾンと物流大戦争」角井亮一 著(NHK出版)

アマゾンが仕掛ける物流革命から、今、経済の地殻変動が起こり始めている。ウォルマート、楽天ヨドバシカメラ―アマゾンに立ち向かうための戦略はあるのか?あらゆるビジネスを飲み込む巨人アマゾンの正体とは?流通先進国アメリカで取材を重ねる気鋭の物流コンサルタントが、日米ビジネスの最前線からレポートする!

アマゾンと物流大戦争 (NHK出版新書)

アマゾンと物流大戦争 (NHK出版新書)