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本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

映像制作のはじめの一歩。映像制作スタンダードブック

映像制作コーナーに積まれたのがこの本

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「映像制作スタンダードブック」田所貴司 著(誠文堂新光社

プロとして活躍するためには、単なる決定的瞬間やトリッキーな表現は初心者でもできるといっても過言ではないので、テレビや映画などフォーマットに基準に適していることや、クライアントの意向に即した作品作りがしっかりできることが要求されます。

同書では、そんなプロフェッショナルな映像制作をしたい人、現場にいるが、もっとステップアップしたい人のために、CM、プロモーションビデオ、テレビ、映画などの、映像製作のテクニックを解説します。

企画立案からコンテ制作、撮影、ライティング、構図、編集などポイントとなる項目を実際の製作過程のビジュアルや図解で分かり易く解説します。
著者は映像クリエイターの田所貴司氏を起用し、最先端を行くプロの視点から、現代にフィットした映像制作がわかります。

ドキュメンタリー系というよりは、スタジオにおいてのコンテンツ制作が中心の制作者向けの教則本です。放送の現場は特殊な世界です。ものをどけることをなぜか「笑う」といいます。、手前に人または物体を大きくいれた構図で撮影することを「なめる」といいますし、画面に映り込んでしまうことを「見切れる*1」といいます。

特定の作業を示す内輪だけで通じる言葉も多いことからもその特殊性がわかります。この世界で独り立ちするためには、研修というステップを踏むのではなく、先輩の仕事を盗んで覚えることの方が 早いようです。

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キホンからしっかり学ばないと気が済まないという人に役に立ちそうなのが、この本です。しかし、マニュアルを頭に入れたから番組づくりの腕があがるかというと保証はできませんが、気になっていた疑問が解けると仕事が少し楽しくなるのは事実です。

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*1:本来、見えてはいけないものが、間違って見えてしまう