本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

手帳とカレンダーは「書籍」扱い

年の瀬を控えたこの時期、本屋が力を入れるのが手帳とカレンダーです。

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書店が扱う手帳の一部は出版社が発行しているものがあります。価格の部分を見るとバーコードとは別に「ISBN」と書かれた番号が印刷されています。ISBNとは(International Standard Book Number)の略です。書籍を認識するために雑誌をのぞく図書(書籍)に割り振られた世界共通のコードです。 

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どの出版社・印刷会社で制作された、何というタイトルの本か整理されていることから、番号を取得した商品は図書の販売ルートに載せることができます。ISBNを取得するには、日本書籍出版協会のサイトから、「データベース日本書籍総目録」電子媒体登録申込書を送付することにより行います。(自費出版でもISBNを取得するケースが増えているそうです)

http://www.jbpa.or.jp/database/registration.html

 

高橋書店や日本能率マネジメントなどは、手帳にISBNを取得して販売しています。こうすることで「文具」ではなく「書籍」扱いになり書店で販売することができます。ISBNはカレンダーにも使うことができるので、この時期になると各出版社のカレンダーが店頭を華やかに飾ります。

さて、本日急に動いた商品がこちら

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「バラとハーブのある暮らし」ベニシア・スタンリー・スミス 著(山と渓谷社

ベニシア・スタンリー・スミスが、京都・大原の暮らしから贈ります! バラや四季折々の花、ハーブのアレンジメントが楽しめるカレンダー2017年版。

イギリス出身のベニシア・スタンリー・スミスさんは、京都・大原で手作り暮らしを楽しむイギリス人です。1992年日本人男性と結婚したベニシアさんは日本の暮らしを気に入り、古民家での暮らしを続けています。その記録はテレビで紹介されました。節目に当たる100回めの番組が13日(土)に放送されるからだと分かりました。

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京都・大原で20年目の秋を迎えたベニシアさん。古民家の庭に秋の花が咲くころ、畑で眼精疲労によいと言われるフェンネルを収穫し、ハーブティーやアイバスで楽しむ。また、庭では大好物のイチジクを摘み取り、とっておきのオーブン料理で味わう。秋のある日、愛用している西陣織の小物の織り元を京都市内に訪ねる。そこで60年以上のキャリアを誇る織り師と出会い、その美しく繊細な手織りの技に感嘆する。

www.nhk.or.jp

 

ファン必携の「書籍」といえそうです。