このミステリーがすごい2017 海外部門のランキングです。
- 1「熊と踊れ」アンデシュ・ルースルンド 著(早川書房)
- 2「ザ・カルテル」ドン・ウィンズロウ 著(KADOKAWA/角川書店)
- 3「ミスター・メルセデス」スティーヴン・キング 著(文藝春秋)
- 4「拾った女」チャールズ ウィルフォード
- 5「宇宙探偵マグナス・リドルフ」ジャック ヴァンス 著(国書刊行会)
- 6「傷だらけのカミーユ」ピエール・ルメートル 著(文藝春秋)
- 7「転落の街」マイクル・コナリー 著(講談社)
- 8「暗殺者の反撃」マーク・グリーニー 著(早川書房)
- 9「過ぎ去りし世界」デニス・ルヘイン 著(早川書房)
- 10「煽動者」 ジェフリー・ディーヴァー 著(文藝春秋)
1「熊と踊れ」アンデシュ・ルースルンド 著(早川書房)
凶暴な父によって崩壊した家庭で育ったレオ、フェリックス、ヴィンセントの三人の兄弟。独立した彼らは、軍の倉庫からひそかに大量の銃器を入手する。
その目的とは、史上例のない銀行強盗計画を決行することだった――。連続する容赦無い襲撃。市警のブロンクス警部は、事件解決に執念を燃やすが……。
はたして勝つのは兄弟か、警察か。スウェーデンを震撼させた実際の事件をモデルにした迫真の傑作。最高熱度の北欧ミステリ。
- 作者: アンデシュ・ルースルンド,ステファン・トゥンベリ,ヘレンハルメ美穂,羽根由
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2016/09/08
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (6件) を見る
- 作者: アンデシュ・ルースルンド,ステファン・トゥンベリ,ヘレンハルメ美穂,羽根由
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2016/09/08
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (5件) を見る
2「ザ・カルテル」ドン・ウィンズロウ 著(KADOKAWA/角川書店)
麻薬王アダン・バレーラが脱獄した。30年にわたる血と暴力の果てにもぎとった静寂も束の間、身を潜めるDEA捜査官アート・ケラーの首には法外な賞金が賭けられた。玉座に返り咲いた麻薬王は、血なまぐさい抗争を続けるカルテルをまとめあげるべく動きはじめる。一方、アメリカもバレーラを徹底撲滅すべく精鋭部隊を送り込み、壮絶な闘いの幕が上がる―数奇な運命に導かれた2人の宿命の対決、再び。『犬の力』、待望の続篇。
3「ミスター・メルセデス」スティーヴン・キング 著(文藝春秋)
車を暴走させて八人の命を奪って消えた殺人犯。いま退職刑事の元にそいつからの挑戦状が。異常殺人犯と不屈の男の対決がはじまる!
4「拾った女」チャールズ ウィルフォード
サンフランシスコ、夜。小柄でブロンドの美しい女がカフェに入ってきた。コーヒーを飲んだあと、自分は文無しのうえハンドバッグをどこかでなくしたという。店で働くハリーは、ヘレンと名乗る酔いどれの女を連れ出し、街のホテルに泊まらせてやる。翌日、金を返しにやって来たヘレンと再会したハリーは、衝動的に仕事をやめヘレンと夜の街へ。そのまま同棲を始めた二人だったが、彼らの胸中に常につきまとっていたのは、死への抗いがたい誘いだった。巨匠初期の傑作、遂に登場!
5「宇宙探偵マグナス・リドルフ」ジャック ヴァンス 著(国書刊行会)
ある時は沈毅なる老哲学者、ある時は知謀に長けた数学者、しかしてその実体は宙を駆けるトラブルシューター、その名もマグナス・リドルフ! 魑魅魍魎の異星人たちを相手に、白髪白鬚の老紳士マグナスの超思考が炸裂する痛快無比な宇宙ミステリシリーズがついに登場。奇習に彩られた惑星ココドでの合戦賭博を中止させるよう依頼を受けたマグナスが講じたアクロバティックな手段とは?代表作「ココドの戦士」の他、歓楽惑星のカジノ経営者の犯罪アリバイトリックを暴くために己の数学センスを駆使する「数学を少々」、閉鎖された空間〈ハブ〉で起きた殺人事件をめぐるフーダニットもの「とどめの一撃」など、ミステリからファンタジー、秘境探検に海洋冒険、さらにはハードSFまで、ヴァンスのヴァラエティに富んだ世界が堪能できる連作全10篇収録。
宇宙探偵マグナス・リドルフ (ジャック・ヴァンス・トレジャリー)
- 作者: ジャックヴァンス,Jack Vance,浅倉久志,酒井昭伸
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 2016/06/24
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (7件) を見る
6「傷だらけのカミーユ」ピエール・ルメートル 著(文藝春秋)
『その女アレックス』『悲しみのイレーヌ』のヴェルーヴェン警部シリーズ最終作。『その女アレックス』に続き、イギリス推理作家協会インターナショナル・ダガー賞受賞!
カミーユ警部の恋人が強盗事件に巻き込まれ瀕死の重傷を。彼女を守るため警部は独断で犯人を追う。英国推理作家協会賞受賞作。
7「転落の街」マイクル・コナリー 著(講談社)
絞殺体に残った血痕。DNA再調査で浮上した容疑者は当時8歳の少年だった。ロス市警未解決事件班のボッシュは有名ホテルでの要人転落事件と並行して捜査を進めていくが、事態は思った以上にタフな展開を見せる。2つの難事件の深まる謎と闇!許されざる者をとことん追い詰めていく緊迫のミステリー!
8「暗殺者の反撃」マーク・グリーニー 著(早川書房)
“グレイマン(人目につかない男)”と呼ばれる暗殺者ジェントリーは、かつてCIA特殊活動部で極秘任務を遂行していたが、突然解雇され、命を狙われ始めた。それ以来、彼は刺客の群れと死闘を繰り広げてきたが、ついに今、反撃に転じる。CIAが抹殺を図る理由を突き止めるべく、故国アメリカに戻ってきたのだ。が、それを知ったCIA国家秘密本部本部長カーマイケルは、辣腕の女性局員を配下に入れて、グレイマン狩りを開始する!
9「過ぎ去りし世界」デニス・ルヘイン 著(早川書房)
第二次世界大戦下のフロリダ州タンパ。抗争のさなかで愛する妻を失って以来、元ボスのジョー・コグリンは、表向きはギャング稼業から足を洗い、一人息子を育ててきた。だが、そんな彼を狙う暗殺計画の情報がもたらされる。いったい誰が、何の目的で?組織を託した旧友のディオンや、子飼いのリコらが探っても、その真偽すらつかめない。時を同じくして新たな抗争が勃発し、平和を保ってきたタンパの町は揺れ動く…変わりゆく社会の裏で必死に生き残ろうと足掻く男たちの熾烈な攻防を力強く描く、巨匠の最新作。
10「煽動者」 ジェフリー・ディーヴァー 著(文藝春秋)
“人間嘘発見器”キャサリン・ダンス捜査官が「無実だ」と太鼓判を押した男が、実は麻薬組織の殺し屋だとする情報が入った。殺し屋を取り逃がしたとして、ダンスは麻薬組織合同捜査班から外され、民間のトラブルを担当する民事部に異動させられた。そこは拳銃の携帯も許されない窓際―彼女に割り当てられたのは満員のコンサート会場で観客がパニックを起こして将棋倒しとなり、多数の死傷者が出た一件だった。だが現場には不可解なことが多すぎた。観客は会場の外で焚かれた炎の煙で火事だと誤解し、殺到した非常口はトラックに塞がれていたのだ。この惨事は仕組まれたものではないか?人々を煽動し、死へと走らせる何者かがいる。独自の捜査を開始したダンスだったが、犯人はまたもや死の煽動工作を実行した!卑劣きわまりない愉快犯。そして麻薬組織の殺し屋をめぐる捜査。尋問の天才キャサリン・ダンスを二つの難題が追いつめる。二度読み必至、読者に背負い投げを食わせる好評シリーズ第四弾!