「よるのばけもの」住野よる 著(双葉社)
夜になると、僕は化け物になる。寝ていても座っていても立っていても、それは深夜に突然やってくる。ある日、化け物になった僕は、忘れ物をとりに夜の学校へと忍びこんだ。誰もいない、と思っていた夜の教室。だけどそこには、なぜかクラスメイトの矢野さつきがいて――。
ベストセラー『君の膵臓をたべたい』『また、同じ夢を見ていた』に続く、住野よる待望の最新作!!
「よる」とは作家の名前のことかと問い合わせを受け、うろたえてしまった書店員がいます。一般書店では鉄板の商品・住野よる氏の最新作です。青春を懐かしむ層や、青春を食い物にする層は書店のお客様の中に大勢いますが、青春のまっただ中という読者層がいない分だけ売れ行きが伸び悩むところがこの書店の泣き所です。ロングセラーになることを期待します。