本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

東京堂書店で売れた文庫BEST100  11~20

売れた文庫BEST 11~20。

東京堂書店神保町店で文庫フェアが開催中。テーマは書店で売れた本のランキングです。A42枚のリストが配布中です。一般的な書店には見られない売れ方をしているところがさすが本の街です。

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東京堂書店(2016年1月~11月売り上げ実績より)

 

11「あきない世傳金と銀〈2〉早瀬篇 」

大ベストセラー「みをつくし料理帖」の著者が贈る、商道を見据える新シリーズ

あきない世傳金と銀〈2〉早瀬篇 (ハルキ文庫)

あきない世傳金と銀〈2〉早瀬篇 (ハルキ文庫)

 

 

12「読書で見つけた こころに効く「名言・名セリフ」」

中江有里さん(女優・作家)推薦!
「ただの名言集ではありません。『読む楽しさを共有する本』です」

年間数百冊を読み書評を書く、「プロの読書家」である著者。
その机に積み上げられた、読書中に気に入ったフレーズを抜き出したノートから、「生きる勇気をくれる言葉」を厳選して紹介。
心が折れそうになったとき、凝り固まった頭をほぐしたいとき――。
凝縮された短い言葉だからこそ胸に沁みる。
自分だけの名著をさがす読書ガイドとしても使える一冊。 

 

13「村上海賊の娘(一)」

時は戦国。乱世にその名を轟かせた海賊衆がいた。村上海賊―。瀬戸内海の島々に根を張り、強勢を誇る当主の村上武吉。彼の剛勇と荒々しさを引き継いだのは、娘の景だった。海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦で醜女。この姫が合戦前夜の難波へ向かう時、物語の幕が開く―。本屋大賞吉川英治文学新人賞ダブル受賞!木津川合戦の史実に基づく壮大な歴史巨編。 

村上海賊の娘(一) (新潮文庫)

村上海賊の娘(一) (新潮文庫)

 

 

14「村上海賊の娘(二)」

天下統一に乗り出した織田信長が、大坂本願寺を攻め立てていた天正四年。一向宗門徒たちは籠城を余儀なくされていた。海路からの支援を乞われた毛利家は、村上海賊に頼ろうとする。織田方では、泉州淡輪の海賊、眞鍋家の若き当主、七五三兵衛が初の軍議に臨む。武辺者揃いの泉州侍たち。大地を揺るがす「南無阿弥陀仏」の大合唱。難波海で、景が見たものは―。激突の第二巻。

村上海賊の娘(二) (新潮文庫)

村上海賊の娘(二) (新潮文庫)

 

 

15「女のいない男たち」

「ドライブ・マイ・カー」「イエスタデイ」「独立器官」「シェエラザード」「木野」他全6篇。最高度に結晶化しためくるめく短篇集。

女のいない男たち (文春文庫 む 5-14)

女のいない男たち (文春文庫 む 5-14)

 

 

16「エッセイ集 微熱少年

伝説のバンドはっぴいえんどのメンバーからプロの作詞家になる渦中で認められた、さまざまな形態を持つテキストが本書には収められています。

 

17「銀座のカラス〈下〉」

23歳の新米編集者が突然編集長に。ええい、こうなったら酒でもケンカでも女でも仕事でも何でもこい! なのだ。自伝的青春小説。

銀座のカラス〈下〉 (新潮文庫)

銀座のカラス〈下〉 (新潮文庫)

 

 

18「怒り〈上〉」

若い夫婦が自宅で惨殺され、現場には「怒」という血文字が残されていた。犯人は山神一也、二十七歳と判明するが、その行方は杳として知れず捜査は難航していた。そして事件から一年後の夏―。房総の港町で働く槇洋平・愛子親子、大手企業に勤めるゲイの藤田優馬、沖縄の離島で母と暮らす小宮山泉の前に、身元不詳の三人の男が現れた。

怒り(上) (中公文庫)

怒り(上) (中公文庫)

 

 

19「サッカーデイズ」

小学生の娘が入団した、地域の少女サッカーチームのコーチになってしまった父。サッカーは見るのもやるのも大好きだけれど、人にものを教えることは大の苦手という彼が、やがて子どもたちのプレイに夢中になり、仕事以外の時間のほとんどを練習や試合に捧げるようになる。運動が苦手だったはずの娘は、悔しさやチームメイトの信頼と友情を糧に、レギュラーを勝ち取るまでに成長していく―。平凡だけれど時に泣きたくなるほど愛おしい、サッカーをめぐる父と娘の日常を描いたエッセイの文庫化。

サッカーデイズ

サッカーデイズ

 

 

20「花森安治伝: 日本の暮しをかえた男」

全盛期には100万部を超えた国民雑誌『暮しの手帖』。社長・大橋鎭子(しずこ)と共に会社を立ち上げた創刊編集長・花森安治は天才的な男だった。高校時代から発揮した斬新なデザイン術、会う人の度肝を抜く「女装」、家を一軒燃やした「商品テスト」。ひとつの雑誌が庶民の生活を変え、新しい時代をつくった。その裏には、花森のある決意が隠されていた――。66年の伝説的生涯に迫る渾身の評伝。

花森安治伝: 日本の暮しをかえた男 (新潮文庫)

花森安治伝: 日本の暮しをかえた男 (新潮文庫)