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本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

週間ベスト10

文庫部門のランキングです。 

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大阪・紀伊國屋書店梅田本店調べ(1月30日~2月5日)

 

1「阪急電鉄 スゴすぎ謎学: 私鉄界のお手本カンパニーは上質で奥深い魅力がいっぱい!」小佐野カゲトシ 著(河出書房新社

車体色の「阪急マルーン」はなぜ、かくも美しい?…鉄道ファンだけでなく、沿線住民からも”溺愛”されている鉄道会社の秘密に迫る!

 

2「沈黙」遠藤周作 著(新潮社)

島原の乱が鎮圧されて間もないころ、キリシタン禁制の厳しい日本に潜入したポルトガル人司祭ロドリゴは、日本人信徒たちに加えられる残忍な拷問と悲惨な殉教のうめき声に接して苦悩し、ついに背教の淵に立たされる……。神の存在、背教の心理、西洋と日本の思想的断絶など、キリスト信仰の根源的な問題を衝き、〈神の沈黙〉という永遠の主題に切実な問いを投げかける長編。

沈黙 (新潮文庫)

沈黙 (新潮文庫)

 

 

3「盲目的な恋と友情」辻村深月 著(新潮社)

タカラジェンヌの母をもつ一瀬蘭花(いちのせらんか)は自身の美貌に無自覚で、恋もまだ知らなかった。だが、大学のオーケストラに指揮者として迎えられた茂実星近(しげみほしちか)が、彼女の人生を一変させる。茂実との恋愛に溺れる蘭花だったが、やがて彼の裏切りを知る。五年間の激しい恋の衝撃的な終焉。蘭花の友人・留利絵(るりえ)の目からその歳月を見つめたとき、また別の真実が――。男女の、そして女友達の妄執を描き切る長編。

 

盲目的な恋と友情 (新潮文庫)

盲目的な恋と友情 (新潮文庫)

 

 

4「失敗の本質―日本軍の組織論的研究」戸部良一、寺本義也、鎌田伸一、杉之尾孝生、村井友秀、野中郁次郎 著(中央公論社

第二次世界大戦における日本軍の戦い方を米国のそれと比較しながら、日本軍が負けた本質がどこにあったのかを経営学的見地から分析している。第1章はミッドウェー、ガダルカナルインパール等の6つの局地戦を取り上げ、各々の戦略策定から実行そして敗北に至る経緯を記している。第2章は、6つの局地戦の敗北に共通に見られる日本軍の性格を整理し、戦略と組織の2つの視点から失敗の要因を分析している。第3章は、日本軍の環境適応力に注目し、自己革新組織のあり方について提起している。

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)

 

 

5「舞台」西加奈子 著(講談社

29歳の葉太はある目的のためにニューヨークを訪れる。初めての一人旅、初めての海外に、ガイドブックを暗記して臨んだ葉太だったが、滞在初日で盗難に遭い、無一文に。虚栄心と羞恥心に縛られた葉太は、助けを求めることすらできないまま、マンハッタンを彷徨う羽目に……。決死の街歩きを経て、葉太が目にした衝撃的な光景とは――。

舞台 (講談社文庫)

舞台 (講談社文庫)

 

 

6「黒書院の六兵衛・上」浅田次郎 著(文藝春秋

江戸城明け渡し迫る中、開城のため、官軍のにわか先遣隊長として、送り込まれた尾張徳川家・徒組頭の加倉井隼人。勝安房守に伴われ宿直部屋で見たのは、無言で居座る御書院番士だった。ここで悶着を起こしては江戸が戦に。腕ずくで引きずり出してはならぬとの西郷隆盛の命もあり、どうする、加倉井。奇想天外の傑作ここにあり。

黒書院の六兵衛 上 (文春文庫)

黒書院の六兵衛 上 (文春文庫)

 

 

7「熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録」

大王製紙社長の長男として、幼少時代は1200坪の屋敷で過ごし、東大法学部に現役合格。27歳で赤字子会社を立て直し、42歳で本社社長就任。順調な経営、華麗なる交遊……すべてを手にしていたはずの男はなぜ〝カネの沼〟にハマり込んだのか? 創業家三代目転落の記。そして、刑期を終えたいま、何を思うのか――。出所後の独白を加え文庫化!

熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 (幻冬舎文庫)

熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 (幻冬舎文庫)

 

 

8「神様の裏の顔」藤崎翔 著(KADOKAWA

神様のような清廉な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみで包まれ、誰もが涙した――と思いきや、年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり……。

神様の裏の顔 (角川文庫)

神様の裏の顔 (角川文庫)

 

 

9「黒書院の六兵衛・下」浅田次郎 著(文藝春秋) 

黒書院の六兵衛 下 (文春文庫)

黒書院の六兵衛 下 (文春文庫)

 

 

10「破門」黒川博行 著(KADOKAWA

「わしのケジメは金や。あの爺には金で始末をつけさせる」映画製作への出資金を持ち逃げされた、ヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮。失踪したプロデューサーを追い、桑原は邪魔なゴロツキを病院送りにするが、なんと相手は本家筋の構成員だった。禁忌を犯した桑原は、組同士の込みあいとなった修羅場で、生き残りを賭けた大勝負に出るが―。直木賞受賞作にして、エンターテインメント小説の最高峰「疫病神」シリーズ!

破門 (角川文庫)

破門 (角川文庫)

 

 大阪の裏社会を描いた2014年の直木賞受賞作。映画化。