ランキングです。
- 1「騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編」村上春樹 著(新潮社)
- 2「東京こだわりブックショップ地図 散歩の達人POCKET 」屋敷直子 著(交通新聞社)
- 3「騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編」村上春樹 著(新潮社)
- 4「神田神保町書肆街考: 世界遺産的“本の街”の誕生から現在まで」鹿島茂 著(筑摩書房)
- 5「鏡花、水上、万太郎」福田和也 著(キノブックス)
- 6「魂でもいいから、そばにいて : 3・11後の霊体験を聞く」奥野修司 著(新潮社)
- 7「丘の火 (野呂邦暢小説集成8)」野呂邦暢、豊田健次、陣野俊史 著(文遊社)
- 8「美しい街」尾形亀之助、松本竣介 著(夏葉社)
- 9「ゆらぐ玉の緒」古井由吉 著(新潮社)
- 10「神田・神保町+九段下 TOKYO GUIDEBOOK」(交通新聞社)
1「騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編」村上春樹 著(新潮社)
『1Q84』から7年――、待ちかねた書き下ろし本格長編
その年の五月から翌年の初めにかけて、私は狭い谷間の入り口近くの、山の上に住んでいた。夏には谷の奥の方でひっきりなしに雨が降ったが、谷の外側はだいたい晴れていた……それは孤独で静謐な日々であるはずだった。騎士団長が顕(あらわ)れるまでは。
2「東京こだわりブックショップ地図 散歩の達人POCKET 」屋敷直子 著(交通新聞社)
本書は、月刊『散歩の達人』の連載で10年近くにわたりのべ150軒を超える東京近郊の書店を訪れ、店主にインタビューを重ねてきた著者による書店(ブックカフェ含む)ガイド。新刊古書問わず、個性的な書店(とその担い手)を紹介します。本屋さんが多い街のめぐり方、若手による書店プロジェクトの動向など、本好き・本屋さん好きのみならず、散歩好きの一般読者、さらには業界関係者にもぜひ読んでいただきたい1冊です。
3「騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編」村上春樹 著(新潮社)
物語はここからどこに
進んでいこうとしているのか?
その年の五月から翌年の初めにかけて、私は狭い谷間の入り口近くの、山の上に住んでいた。夏には谷の奥の方でひっきりなしに雨が降ったが、谷の外側はだいたい晴れていた……それは孤独で静謐な日々であるはずだった。騎士団長が顕(あらわ)れるまでは。
4「神田神保町書肆街考: 世界遺産的“本の街”の誕生から現在まで」鹿島茂 著(筑摩書房)
世界でも類例のない古書店街・神田神保町。その誕生から現在までの栄枯盛衰を、地理と歴史を縦横無尽に遊歩して鮮やかに描き出す。
5「鏡花、水上、万太郎」福田和也 著(キノブックス)
好きです、好きなんです。先生の文章が―泉鏡花、水上瀧太郎、久保田万太郎、獅子文六、佐多稲子、武田泰淳、檀一雄、小島信夫、樋口修吉―明治、大正、昭和の社会、文壇を活写した著者渾身の文藝評伝・批評集!
6「魂でもいいから、そばにいて : 3・11後の霊体験を聞く」奥野修司 著(新潮社)
「今まで話せませんでした。死んだ家族と“再会”したなんて……」「津波に流された愛娘の魂は、三年後、母と祖母のもとに戻ってきた」「亡き伯父から携帯に電話が……」――東日本大震災の遺族が初めて「告白」した奇跡の体験と絶望からの“再生”の物語。感涙必至!
7「丘の火 (野呂邦暢小説集成8)」野呂邦暢、豊田健次、陣野俊史 著(文遊社)
激戦地の生還者が残した手記、「新型爆弾」の 鋭い青紫色の光――
戦場の真実を探る表題作、遺稿を含む晩年の傑作群。
初単行本化作品 「青葉書房主人」「廃園にて」「足音」収録
8「美しい街」尾形亀之助、松本竣介 著(夏葉社)
待望の選詩集。尾形亀之助(1900~1942)の全詩作から55編を精撰。
9「ゆらぐ玉の緒」古井由吉 著(新潮社)
陽炎の立つ中で感じるのも、眠りの内のゆらめきの、余波のようなものか。老齢に至って病いに捕まり、明日がわ からぬその日暮らしとなった。雪折れた花に背を照らされた記憶。時鳥の声に亡き母の夜伽ぎが去来し、空襲の夜の邂逅がよみがえる。つながれてはほどかれ、ほどかれてはつながれ、往還する時間のあわいに浮かぶ生の輝き、ひびき渡る永劫。一生を照らす生涯の今を描く全8篇。古井文学の集大成。
10「神田・神保町+九段下 TOKYO GUIDEBOOK」(交通新聞社)
月刊『散歩の達人』で特集し、特に人気の「街」を選んで紹介するハンディ版・街歩きガイド。首都圏内の駅から徒歩15分圏内を基本に、街じゅうをじっくり散策できるよう、片手で持って開けるようなサイズにします。
コンテンツは、その街の全体像がわかるような街歩きページ(エリアさんぽ)からスタート。そのあとのページでは、散歩の達人的企画ページを2~4ページ単位でギュギュっと詰め込みます。知って得する(得しなくても?!)、ウレシイ、タノシイ、オモシロ情報が満載の一冊です。