「美大生図鑑――あなたの周りにもいる摩訶不思議な人たち」 ヨシムラヒロム*1 著(飛鳥新社)
「付き合いづらいけど、根は純粋(ピュア)」
美大出身のイラストレーター・コラムニストが、
美大生の切なさや思いをリアルに描く。
思わずうなずく美大あるある73選!
オールカラー!!〈本書より〉
◎キングオブ美大「東京藝大」
◎絵が描けなくても大丈夫?
◎ドラ息子、美大にはばかる
◎後ろ姿が二宮金次郎
◎恋人は「作品」で選ぶ
◎美大女子はなぜ脱ぐのか?
◎変わり者だと思われたい
◎『情熱大陸』は観るドラッグ
◎「いいね! 」が欲しい……etc.
「最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常」は放送関係者の中に少なからずインパクトを残しました。タイトルデザインやテレビドラマなどのスタジオセットや大道具と、放送には美術は描かせません。制作を担当する人の中に美大生が占める比重はかなり大きく、そんな人たちが思わず手に取ってしまった本だったからです。
「俺たちの青春が本になって売れた」というニュースは広く知れ渡り、知られざる秘境がまだまだ残されているのではないかと、探索活動が行われました。本書もその一つです。音大生は人生の展開がある程度想像できますが、美大生は読めないところが面白いのでしょう。