本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

週間ベスト10

文芸部門のランキングです。 

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東京青山ブックセンター六本木店調べ(3月20日~26日)

 

1「騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編」村上春樹 著(新潮社) 

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

 

 

2「愛国とノーサイド 松任谷家と頭山家」延江浩 著(講談社

「昭和」の主音とは何だったのか?ユーミンも知らなかった両家の歴史がここにある!

愛国とノーサイド 松任谷家と頭山家

愛国とノーサイド 松任谷家と頭山家

 

 

3「村上春樹 翻訳(ほとんど)全仕事」村上春樹 著(中央公論新社

その原動力はどこからくるのか ―― 翻訳者・村上春樹が、 70余点の訳書と、36年にわたる道程を振り返る。 訳書、原書の写真多数。 柴田元幸氏との対談もたっぷり収録。

村上春樹 翻訳(ほとんど)全仕事

村上春樹 翻訳(ほとんど)全仕事

 

 

4「九十歳。何がめでたい」佐藤愛子 著(小学館) 

九十歳。何がめでたい

九十歳。何がめでたい

 

 

5「小さな家のローラ」ローラ・インガルス・ワイルダー安野光雅 著(朝日出版社

世界 40カ国以上で翻訳、全米4100万部超のベストセラー
不朽の名作ドラマ『大草原の小さな家』の原作を、安野光雅が絵本に描きおろし。

小さな家のローラ

小さな家のローラ

 

 

6「最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常」二宮敦人 著(新潮社)

入試倍率は東大の3倍!卒業後は行方不明者多数?やはり彼らは只者ではなかった。全14学科を完全制覇!非公式「完全ガイド」誕生。謎に満ちた「芸術界の東大」に潜入した前人未到、抱腹絶倒の探検記。

最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常

最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常

 

 

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7「ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室」キャスリーン・フリン 著(きこ書房

実母との“思い出の味"がマクドナルドの女、料理のことになると情緒不安定になる精神科医の女、自分より料理がうまい夫に引け目を感じているせいで夫婦の力関係が危うくなってしまっている女、ひとり暮らしなのに倉庫型スーパーで大量の食材を買いこんでしまう女、料理=良妻賢母の価値観から脱したい女…。

年齢も、職業も、環境もそれぞれ違う女たち10人が、包丁の持ち方からはじまり、野菜を刻み、スープの取り方を覚え、鶏や牛肉をさばき、魚を焼き上げる。料理の基礎を学び、できることが増えていくうちに、10人の人生にも変化があらわれて…。 

ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室

ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室

 

 

8「言葉はこうして生き残った」河野通和 著(ミシマ社)

いつの時代も、光は言葉にある。

膨大な書籍群の中に飛び込み、6年半かけて発見しつづけた、次代へつなげたい知と魂!

中央公論社で約30年、その後、新潮社で6年あまり。
出版文化の本流のなかで、編集者として、錚々たる著者陣、先輩編集者、デザイナー、文化人たちとの仕事と交流を重ねてきた著者が紐解く、「言葉」の近現代。明治草創期に起こった出版という大河が、ここに!300超のメルマガから厳選した、必読の37本を待望の書籍化。 

言葉はこうして生き残った

言葉はこうして生き残った

 

 

9「大阪的 (コーヒーと一冊)」江弘毅,津村記久子 著(ミシマ社)

どこで書くか、方言を使うか、世の中の場所は全部ローカルではないか…関西の名物編集者と作家が、怒濤の勢いで語り、綴る!大阪から、日本のローカルのあり方が見えてくる。書き下ろしエッセイ×一気読み必至の対談を収録!

大阪的 (コーヒーと一冊)

大阪的 (コーヒーと一冊)

 

 

10「今夜もカネで解決だ」ジェーン・スー*1 著(朝日新聞出版)

 稼いで、疲れて、使って、稼ぐ――。
著者自身が「いったい幾ら使ったんだ。」と途方に暮れるほどのマッサージ遍歴と、体を預ける一期一会のセラピストたちの心持ちや技術への感謝や敬意、同じ働く女性としての共感がこめられた、現代社会を洞察する一冊。AERA人気連載の書籍化。

今夜もカネで解決だ

今夜もカネで解決だ

 

 

 

*1:日本の音楽プロデューサー、作詞家、コラムニスト、ラジオパーソナリティ。音楽クリエイターチーム「agehasprings」に所属