本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

中江有里さんが薦める3冊 2017.04.12

年間300冊の本を読む中江さんが、幅広いジャンルからご紹介します。 

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「我らがパラダイス」林真理子 著(毎日新聞出版

突然終わりを告げる、平穏な日々。「貧者の逆転劇」の結末は―東京・広尾の高級介護付きマンション「セブンスター・タウン」の受付係・細川邦子(48歳)、看護師の田代朝子(54歳)、ダイニングで働く丹羽さつき(52歳)…それぞれの家庭内で深刻な介護問題を抱える3人は、困窮していく我が身と、裕福な施設の入居者たちとの想像を絶する“格差”を前に、一世一代の勝負に出る!

我らがパラダイス

我らがパラダイス

 

 

「読書と日本人」津野海太郎 著(岩波書店

「本はだまってひとりで読む、自発的に、たいていは自分の部屋で」。私たちがごく当たり前に「読書」と名づけてきたこの行為は、いつ頃生まれ、どのように変化してきたのだろうか? 菅原道真の時代から、まだ見ぬ未来へ。書き手・読み手・編集者として〈読書の黄金時代〉の真っ只中を駆け抜けてきた著者による、渾身の読書論!

読書と日本人 (岩波新書)

読書と日本人 (岩波新書)

 

 

 

 

「野菜」細川 亜衣 著(リトルモア

 

旬の野菜50種、それぞれがもつ特別な味を最高の美味しさで味わうレシピ。毎日の食卓に、ご馳走に、手軽に作れる野菜料理を厳選。

野菜

野菜

 

 

4月12日(水)放送 | 中江有里のブックレビュー | ひるまえ ほっと | NHK@首都圏