ランキングです
- 1「たべるのがおそい3」(書肆侃侃房)
- 2「蜜蜂と遠雷」恩田陸 著(幻冬舎)
- 3「北海タイムス物語」増田俊也 著(新潮社)
- 4「BUTTER」柚木麻子 著(新潮社)
- 5「勉強の哲学 来たるべきバカのために」千葉雅也 著(文藝春秋)
- 6「子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から」ブレイディ みかこ 著(みすず書房)
- 7「神田神保町書肆街考: 世界遺産的“本の街”の誕生から現在まで」鹿島茂 著(筑摩書房)
- 8「月の満ち欠け」佐藤正午 著(岩波書店)
- 9「断裁処分」藤脇邦夫 著(ブックマン社)
- 10「本人に訊く〈2〉おまたせ激突篇」椎名誠、目黒考二 著(椎名誠旅する文学館)
1「たべるのがおそい3」(書肆侃侃房)
小説と翻訳と短歌を中心にした文学ムック
わたしたちは誰もが重力というものに支配されています。「たべるのがおそい」は、その重力を少し弱めてみたいと思っています。読んでいるあいだ、少し動きやすく、歩きやすい、それがこの一風変わったタイトルの文学誌の目標です。西崎憲(編集長)
2「蜜蜂と遠雷」恩田陸 著(幻冬舎)
3「北海タイムス物語」増田俊也 著(新潮社)
破格の低賃金、驚異の長時間労働、 そして、超個性的な同僚たち……
『七帝柔道記』の続編は、新人新聞記者の奮闘を描く 熱血お仕事小説! 「仕事っていうのはな、恋愛と同じなんだ。
お前が好きだって思えば向こうも好きだって言ってくれる」
平成2年(1990年)。全国紙の採用試験にすべて落ち、北海道の名門紙・北海タイムスに入社した野々村巡洋。縁もゆかりもない土地、地味な仕事、同業他社の6分の1の給料に4倍の就労時間という衝撃の労働環境に打ちのめされるが、そこにはかけがえのない出会いがあった――休刊した実在の新聞社を舞台に、新入社員の成長を描く感動作。
4「BUTTER」柚木麻子 著(新潮社)
結婚詐欺の末、男性3人を殺害したとされる容疑者・梶井真奈子。世間を騒がせたのは、彼女の決して若くも美しくもない容姿と、女性としての自信に満ち溢れた言動だった。週刊誌で働く30代の女性記者・里佳は、親友の伶子からのアドバイスでカジマナとの面会を取り付ける。だが、取材を重ねるうち、欲望と快楽に忠実な彼女の言動に、翻弄されるようになっていく―。読み進むほどに濃厚な、圧倒的長編小説。
5「勉強の哲学 来たるべきバカのために」千葉雅也 著(文藝春秋)
人生の根底に革命を起こす「深い」勉強、その原理と実践。勉強とは、これまでの自分を失って、変身することである。だが人はおそらく、変身を恐れるから勉強を恐れている。思想界をリードする気鋭の哲学者による本格的勉強論。
6「子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から」ブレイディ みかこ 著(みすず書房)
「政治は議論するものでも、思考するものでもない。それは生きること
であり、暮らすことだ。」
英国移民で一児の母でもある保育士ライターが放つ、渾身の一冊。
子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から
- 作者: ブレイディみかこ
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2017/04/19
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る
7「神田神保町書肆街考: 世界遺産的“本の街”の誕生から現在まで」鹿島茂 著(筑摩書房)
稀代の古書店街として世界に名をとどろかす「神田神保町」はいかにして出来上がったか。そこに蝟集した書店、出版社、取次、大学、語学学校、専門学校、予備校、映画館etc.さまざまな記憶と記録を縦横無尽に召喚し、日本近代を育んだ“特異点”の全貌を描き出す!
8「月の満ち欠け」佐藤正午 著(岩波書店)
新たな代表作の誕生! 20年ぶりの書き下ろし
あたしは、月のように死んで、生まれ変わる──目の前にいる、この七歳の娘が、いまは亡き我が子だというのか? 三人の男と一人の少女の、三十余年におよぶ人生、その過ぎし日々が交錯し、幾重にも織り込まれてゆく。この数奇なる愛の軌跡よ! さまよえる魂の物語は、戦慄と落涙、衝撃のラストへ。
9「断裁処分」藤脇邦夫 著(ブックマン社)
もしも、2017年4月1日に消費税10%が施行されていたら―――。
出版不況の中、窮地に陥った経営破綻寸前の老舗出版社が最後の財産として残しておいた版権をめぐって、
暗躍する出版業界の俗物たちが巻き起こす狂騒と波乱。
消費税10%の施行日に向かって、大手出版社、広告代理店、印刷所、製紙会社、作家、取次、書店、外資まで巻き込んだ一大買収劇が始まる。誰が最後に「本」を救うのか。 読みだしたら止まらない!
謎だらけの出版業界の仕組みをリアル過ぎる筆致で描いた、今までにない出版業界小説!
一寸先は闇の出版業界から、そろそろ足を洗いたいと思っている出版社、書店、取次会社、エージェント、作家ほかすべての関係者へ。
その決断は、この本を読んでからにしてください。
東京堂神田神保町店周辺には出版関連でメシを食っている人が多いことからランクインしたものと見られます。小説としての評価は・・・
物語としては欠点が多いので、フィクションにせず、業界本としてくれたほうがまだ良かったです。
10「本人に訊く〈2〉おまたせ激突篇」椎名誠、目黒考二 著(椎名誠旅する文学館)
2017年2月現在、著作数267作。『南国かつおまぐろ旅』(’94)から『大漁旗ぶるぶる乱風編―にっぽん・海風魚旅4』(’05)まで89作の裏事情をきく!著者シーナvs.書評家メグロ。全著作検証第2弾!