小説「火花」で芥川書を受賞したお笑い芸人の又吉直樹さん。「火花」は累計300万部を突破しました。又吉さんの新作長編小説「劇場」が11日(木)単行本として発売されました。
サイン会を終えたばかりの又吉さんのインタビュー番組などが放送されることもあり、書店の目玉は「劇場」に絞られました。
テレビでは、又吉さんは二作目のプレッシャーがあったと語っています。「二作目が勝負ですねといわれたりして、いろいろな人に応援され、あれも応えたい、これも応えたいと考えていると、みんなの意見をちゃんと実現しようと思ったら、そんな小説はないと。途中で気づいたのですが、僕はそもそもみんなから愛される人間ではなかったなと」
普段本を読まない人が本を手にしてくれるのが、こうした話題作が発売されたときです。読むことに面白さを発見した人が次々に増えていくことを期待したいと思います。