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高橋順子著「夫・車谷長吉」がランキングのトップに来るところが凄い。
- 1「夫・車谷長吉」高橋順子 著(文藝春秋)
- 2「劇場」又吉直樹 著(新潮社)
- 3「映画横丁 第4号(2017.春) 特集:日本酒のある風景」Sunborn 著(ソリレス書店)
- 4「P+D BOOKS 小説 阿佐田哲也」色川武大 著(小学館)
- 5「ランチパスポート神保町・御茶ノ水・水道橋・飯田橋VOL.9 ([テキスト])」(DRCマーケティング)
- 6「今日の人生」益田ミリ 著(ミシマ社)
- 7「後藤明生コレクション3 中期」後藤明生 著(国書刊行会)
- 8「暗い時代の人々」森まゆみ 著(亜紀書房)
- 9「映画評論・入門! (映画秘宝セレクション) 」モルモット吉田 著(洋泉社)
- 10「吉本隆明全集〈37〉 書簡集I 」吉本隆明 著(晶文社)
1「夫・車谷長吉」高橋順子 著(文藝春秋)
十一通の絵手紙をもらったのが最初だった。直木賞受賞、強迫神経症、お遍路、不意の死別。異色の私小説作家を支えぬいた詩人の回想。
「阿呆になることが一番よいのです。あなたは小利口な人です」朝日新聞で連載した「悩みのるつぼ」で知られる作家、俳人の車谷長吉(くるまたに ちょうきつ、1945~2015年)の本。早速重版もかかったようです。
2「劇場」又吉直樹 著(新潮社)
3「映画横丁 第4号(2017.春) 特集:日本酒のある風景」Sunborn 著(ソリレス書店)
この雑誌は、個人的にミニコミ誌「映画酒場」を発行している月永理絵さん(32)が、映画関連サイト「LOAD SHOW」などを運営するSunbornに持ちかけた企画で、同社にとっては初の紙媒体となる。
「極端な話、映画と酒が好きという動機だけで十分におもしろい。とりあえずは季刊を想定しているが、理想としては毎月の発行を目指したい」と同社の岡本英之さん(36)。【手帖】雑誌「映画横丁」が創刊 - 産経ニュース
https://www.facebook.com/eigayokocho/
4「P+D BOOKS 小説 阿佐田哲也」色川武大 著(小学館)
「奴とは、ばくち打ちであり、ばくち打ちの奥に至らんと五十年もすごしてきたような、顔をしている人物である」―色川武大は“阿佐田哲也”を冒頭でこう評している。阿佐田哲也なるばくち打ちは『麻雀放浪記』を書き、麻雀新撰組などを結成して世間を煙に巻いた。色川武大名義では『離婚』で直木賞を受賞した作家が、虚にして実、実にして虚の“阿佐田哲也”の素顔に迫った異色作。
5「ランチパスポート神保町・御茶ノ水・水道橋・飯田橋VOL.9 ([テキスト])」(DRCマーケティング)
ランチパスポート神保町・御茶ノ水・水道橋・飯田橋VOL.9 ([テキスト])
- 作者: DRCマーケティング
- 出版社/メーカー: Sweet Thick Omelet
- 発売日: 2017/04/11
- メディア: 単行本
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6「今日の人生」益田ミリ 著(ミシマ社)
むなしい日も、幸せな日も、おいしいものを食べた日も、永遠の別れが訪れた日も……。益田ミリさんの人生がつまり、初めて「死」について書いた著者の転換点となる最高傑作・コミックエッセイ。
7「後藤明生コレクション3 中期」後藤明生 著(国書刊行会)
谷崎潤一郎賞受賞作「吉野大夫」ほか、全11作を収録。
8「暗い時代の人々」森まゆみ 著(亜紀書房)
大正末から戦争に向かうあの「暗い時代」を、翔けるように生きた9つの生の軌跡を、評伝の名手が描き出す!
〈満州事変勃発から太平洋戦争終結にいたるまでの、あの「暗い時代」。その時、人々は何を考えていたのか、どこが引き返せない岐路だったのだろうか。この本の中でわたしが書いたのは、最も精神の抑圧された、1930年から45年の「暗い時代」に、「精神の自由」を掲げて戦った人々のことである〉(本書まえがきより)
【目次】
第1章 斎藤隆夫 リベラルな保守主義者
第2章 山川菊栄 戦時中、鶉の卵を売って節は売らず
第3章 山本宣治 人生は短く、科学は長い
第4章 竹久夢二 アメリカで恐慌を、ベルリンでナチスの台頭を見た
第5章 九津見房子 戸惑いながら懸命に生きたミス・ソシアリスト
第6章 斎藤雷太郎と立野正一 「土曜日」の人々と京都の喫茶店フランソア
第7章 古在由重 ファシズムの嵐の中を航海した「唯物論研究」
第8章 西村伊作 終生のわがまま者にしてリベルタン
9「映画評論・入門! (映画秘宝セレクション) 」モルモット吉田 著(洋泉社)
映画評論家になるためには険しい道のりが待っている。リアルタイムでその映画の質を見極め、ジャッジを下す。『七人の侍』『ゴジラ』から『世界残酷物語』『太陽を盗んだ男』まで、公開当時に喧々諤々の論議を呼んだ。そんな名作の数々について書かれた映画評論を再検証した「リアルタイム映画評論REMIX」を含む、新しい“映画評論”の形。
10「吉本隆明全集〈37〉 書簡集I 」吉本隆明 著(晶文社)
『試行』単独編集、試行出版部創設、『初期ノート』刊行、「全著作集」刊行開始―。1962‐68年の頃が白熱した核心となる川上春雄宛全書簡を150通余りを収録。あわせて、川上春雄の吉本会見記などの訪問記録ノートやその貴重な収集資料を収録。