本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

週間ベスト10 2017.06.20

ランキングです

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東京堂書店神田神保町店調べ(6月20日)

 

1「青虫は一度溶けて蝶になる: 私・世界・人生のパラダイムシフト」藤田一照、桜井肖典、小出遥子 著(春秋社)

人生に満たされない不安を感じる若者、地に足をつけて人生を生きたい人、必読! 変化すべきはパラダイム(認識の基本的枠組み)。読むだけで自分や世界に変化が感じられるはず。いま注目の仏教僧侶と若手起業家達が導く、〈本当〉を生きるためのワークブック。

青虫は一度溶けて蝶になる: 私・世界・人生のパラダイムシフト

青虫は一度溶けて蝶になる: 私・世界・人生のパラダイムシフト

 

 

2「散歩本を散歩する」池内紀 著(交通新聞社

月刊『散歩の達人』の連載「散歩本を散歩する」が書籍化します!
小説・随筆・地図・研究書など、主に東京を舞台としたさまざまな時代・ジャンルの本を「散歩本」とし、ドイツ文学者・エッセイストの池内氏が本に登場する街やスポットを訪ねるエッセイです。池内氏による、著者や本が書かれた時代背景についての解説も魅力で、散歩好き・本好きのかたにぜひオススメしたい一冊です。

散歩本を散歩する (散歩の達人POCKET)

散歩本を散歩する (散歩の達人POCKET)

 

 

3「老い荷風川本三郎 著(白水社) 

『濹東綺譚』以降の第二次大戦前後、世相の混乱期に直面した60~70代を丹念に検証しながら、諸作品や人間関係を中心に新たな荷風像に迫る力作。

老いの荷風

老いの荷風

 

 

4「デザインのひきだし31」グラフィック社編集部 著(グラフィック社)

魅力があり、訴求力抜群のノベルティグッズ・オリジナルグッズをつくるためのガイドブック決定版!

デザインのひきだし31

デザインのひきだし31

 

 

5「P+D BOOKS 小説 阿佐田哲也色川武大 著(小学館

「奴とは、ばくち打ちであり、ばくち打ちの奥に至らんと五十年もすごしてきたような、顔をしている人物である」―色川武大は“阿佐田哲也”を冒頭でこう評している。阿佐田哲也なるばくち打ちは『麻雀放浪記』を書き、麻雀新撰組などを結成して世間を煙に巻いた。色川武大名義では『離婚』で直木賞を受賞した作家が、虚にして実、実にして虚の“阿佐田哲也”の素顔に迫った異色作。

P+D BOOKS 小説 阿佐田哲也

P+D BOOKS 小説 阿佐田哲也

 

 

6「別冊ele-king コーネリアスのすべて」天井潤之介ほか  著(Pヴァイン

その生い立ちから初めてザ・スミスを聴いた夜、小沢健二との出会い、フリッパース・ギター解散からコーネリスへ、そして『ファンタズマ』から新作『Mellow Waves』へ、その半生を語る超ロング・インタヴュー。初めて公開する幼少期の家族写真、中高時代など、貴重な写真も多数掲載な……、 11年ぶりの新作『Mellow Waves』をリリースするコーネリアスを大特集! 

別冊ele-king コーネリアスのすべて (ele-king books)

別冊ele-king コーネリアスのすべて (ele-king books)

 

【新作】コーネリアス「あなたがいるなら」MVが公開 | |モノよりヒト

 

7「フランスの大学生」遠藤周作 著(小学館

仏留学生活を瑞々しく描いた著者デビュー作

1950年、27歳の遠藤周作は文学研究のため、いち留学生としてフランスに渡る。

そこにはいまだ大戦の荒廃が色濃い日々の暮らしがあった。ナチスの残虐行為、肉欲、黒ミサ、サド、ジイド等々、ときに霧深いリヨンの街で、あるときは南仏の寂しい曠野で、人間の魂の暗部を擬視しながら綴った思索の足跡――。

愛とは、信仰とは? 本書は、戦後初の留学生として渡ったフランスでの学生生活について日本に書き送った原稿をまとめたエッセイ集であり、著者の原点ともいえるデビュー作である。 

フランスの大学生 (P+D BOOKS)

フランスの大学生 (P+D BOOKS)

 

 

8「今こそ、韓国に謝ろう」百田尚樹 著(飛鳥新社) 

今こそ、韓国に謝ろう

今こそ、韓国に謝ろう

 

 

 

9「「男はつらいよ」を旅する」川本三郎 著(新潮社)

西行種田山頭火のように放浪者であり、鴨長明や尾崎放哉や永井荷風のように単独者であった車寅次郎。すぐ恋に落ち、奮闘努力するもズッコケ続きで、高倉健の演じる役とは対照的な男―。なぜ、彼はかくも日本人を惹きつけるのか?リアルタイムで「男はつらいよ」全作品を見続けた著者もまた旅に出て、現代ニッポンのすみずみで見つけたものとは。寅さんの跡を辿って“失われた日本”を描き出すシネマ紀行文。

「男はつらいよ」を旅する (新潮選書)

「男はつらいよ」を旅する (新潮選書)

 

 

10「路地の子」上原善広 著(新潮社) 

「ワシは更池の上原じゃっ!」昭和39年、「コッテ牛」と呼ばれた突破者・上原龍造は天職に巡り会う。一匹狼ながら、部落解放同盟、右翼、共産党、ヤクザと相まみえ、同和利権を取り巻く時代の波に翻弄されつつ生き抜いた姿を、息子である著者が描く!!

tanazashi.hatenablog.com

 

路地の子

路地の子