「満員電車?ムリムリ」「ひっそり暮らしたい」「ユーウツは愛おしい」・・・どこか私たちの感性をくすぐるキャラ。マッティとは誰なのか?
神保町にある東京堂書店2階フロアで、不思議なキャラクターを発見しました。一見、ゆるキャラのようですが、昨年フィンランドで爆発的な人気となったコミックに登場するフィンランド人なのだそうです。
「マッティは今日も憂鬱」カロリーナ・コルホネン 著(方丈社)
主人公マッティは典型的なフィンランド人。シャイで人見知り。
静けさと平穏、そしてパーソナル・スペースをなにより大切にしています。
でもそんな彼のまわりでは、ちょっぴり「憂鬱」なことばかり起こります。
そのシチュエーションの数々は、きっと、あなたもうなずいてしまうことばかり。もし、マッティに共感できたら、あなたの中にも「小さなマッティ」がいるのかもしれません。
出版したのは書店のそば、魚料理の老舗「魚玉」の二階に2016年設立したばかりの出版社です。
小さな出版社なので書籍の宣伝にも限度があります。チラシを眺めると出版社の努力が伝わってきます。
やさしい文体からは遠い北欧がすこし身近に感じられるます。
自分の心の声に正直でありたい・・・できそうでできないことです。
コミュ症気味なところは、どこかわたしたちに似ている気がしてなりません。
マッティ(フィンランド人) (@matti_tokyo) | Twitter
フィンランド的な生活は若い女性の憧れの的。そんな読者層を中心に好意的な反応が寄せられているところに手応えを感じます。ひよっとしたらブレイクするような気がします。