本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

映像の境域

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「映像の境域」金子遊 著(森話社

映像と言語、映像と芸術、映像と記録、政治と前衛、土地と伝統、民俗と信仰、その境域にたちあがる現代の相貌。
映像表現の可能性を拡張したアヴァンギャルド映画や、様々な問題を含みこむ現代映画をその背景から捉え直し、イメージの生成を探る渾身の映像論集。

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映像産業の最前線で働く人にとって、こうした映像表現の専門書はなかなか手に取って読む機会がありません。ヘンな映像をつくって放送した後で、あのヘンな映像の意味を勉強し直すとき役に立つのです。映像専攻の学生さんや印刷媒体で働く人と違うのは、映像が研究の対象ではないからです。

数が出ないからといって、放送局の書店に映像研究の新刊本を置かないわけには行きません。一点でも購入してくれる可能性があるかぎりこのジャンルの書籍は品切れするわけにはいかないのですと、書店員は言います。

可能性を拡張したアヴァンギャルド映画や、様々な問題を含む現代映画をその背景から捉え直し、イメージの生成を探ります。 

映像の境域: アートフィルム/ワールドシネマ

映像の境域: アートフィルム/ワールドシネマ