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IT全史 情報技術の250年を読む

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「IT全史 情報技術の250年を読む」中野明*1 著(祥伝社

産業革命のあと、フランスで腕木通信と呼ばれる技術が誕生したのが1794年。そして、レイ・カーツワイルが主張する「シンギュラリティ」、すなわちコンピュータの能力が人間を超え、これまでとまったく異なる世界が現れるのが2045年とされている。本書は、この間250年の物語だ。情報技術の過去を振り返り、現在を検証し、将来を構想する。 

情報技術の歴史は20世紀半ばから爆発的な発展をはじめます。爆発のように飛び散った事実を丁寧により分け、体系化する中から、情報技術と人間のつきあい方が見えてきます。巻末には100冊近くの参考文献が掲載されています。関心を持った人は原典に当たることができます。 

IT全史  情報技術の250年を読む

IT全史 情報技術の250年を読む

 

 

*1:1962年5月17日滋賀県生。ノンフィクション作家。同志社大学理工学部非常勤講師。1996年に『日経MAC』誌上に短期連載した記事を『マック企画大全』(日経BP社)として出版後、当初は情報通信関係の書籍を中心に執筆。その後、『ピーター・ドラッカーの「マネジメント論」がわかる本』(秀和システム)、『今日から即使えるビジネス戦略50』『カーネル・サンダースの教え』(朝日新聞出版)など、経済経営関係の書籍を執筆する。