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「ポスト真実」の時代

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「「ポスト真実」の時代 「信じたいウソ」が「事実」に勝る世界をどう生き抜くか」津田大介日比嘉高 著(祥伝社

イギリスEU離脱、アメリカ大統領、共謀罪、安保法制、原発事故、フェイクニュース、オルタナティブ・ファクト―嘘をついたもの勝ちの世の中に、なぜなったのか?最前線を疾るメディア・アクティビストと気鋭の日本文化・文学研究者が徹底分析!

ポスト真実」の時代は最近流行のキーワードです。情報を伝達する媒体の早さや量が加速度的に増加したため、私たちはかつての経験則でことの真贋を見抜く技を失いつつあります。どうしたらいいのだという不安を感じたとき、一つの指針として手に取る本です。芥川龍之介の「羅生門」のように事実と真実の戦いは今始まったことではないからです。アマゾンのレビューが核心を突いています。

本書は「ポスト真実」(ウソがまかり通る時代)のさまざまなエピソードや
その現象、どうやって向き合えば良いのか、
また、自分が加担していないのか?とか
どう生き抜くのかが書かれていていますが
正直、根本的な解決策というのは弱いかも・・と思いましたが
今の時代を認識しておくのに、一度は読んでおいた方が良い内容の種類の
本だと思います。