コミック担当がこの秋、一押ししている「宝石の国」。
アニメ化されることで原作持つ世界観と色彩感がより魅力的に伝わるから、
というのが理由です。
人類が滅亡したあとの世界。
有機物に代わって無機物が進化し人間のように動く宝石が生まれました。
人型をした宝石生命体は割れたり裂けたりしても、
破片の形が合えば復活することができます。
登場する宝石は28人。彼らは仇敵である月の生命体と死闘を繰り広げます。
原作のコミックでは筋書きがやや難解だったストーリーも、
テレビ的に整理され解りやすくなりました。
原作の魅力はファッション画のようなモデルの動作と、躍動感。
加えて、きっちりした配色。
多数の主人公が登場するのは最近の傾向です。
自分の好きなキャラクターに寄り添いながら世界観を楽しみたい
という人たちが多いからかもしれません。
静かな世界観と設定に隠された謎に引き込まれる作品です。