知られざる隣国の正体とは・・・
WIREDウェブが、北朝鮮のグラフィック事情を特集する記事を出しました。その記事の中に、ネタ元の洋書を紹介していたため、その照会がこの本屋にもありました。
洋書のお問い合わせは苦労します。
出版の流通に洋書は乗っていないため、手続きに手間暇がかかるのです。
ネット通販などを利用していただいた方が多分早く手に入るように思います。
紹介された本は面白そうなので機会があれば手に入れてみたいと思います。
「Made in North Korea」 ニック・ボナー 著(2017年10月に英国の出版社ファイドンから刊行)
北朝鮮のレトロなグラフィックデザインは、「閉じた国」ならではの世界観に満ちている
北朝鮮がどんな国なのかぼくらは何となく知っているが、そこにどんな景色が広がっていて、どんな物が流通しているのかよくわかっていない。20年以上にわたって北朝鮮のグラフィックデザインを追いかけてきたニック・ボナーの『Made in North Korea』は、デザインという観点から北朝鮮の新たな姿を見せてくれる。
ニック・ボナーは英国で建築を学んだのち、北京を拠点に1993年から20年以上にわたって北朝鮮ツアーを敢行してきた。ツアーのたびにボナーはグラフィックのコレクションを増やしていき、現在その数は数百以上にのぼるという。その多くが手描きでつくられたグラフィックは奇妙に見えるものもあるが、ときにレトロスペクティヴでもあり、美しい。
多分滞在中に著者が手にした商品から採ったのでしょう。本書にはホテルのパンフレットや菓子のパッケージ、宣伝用のポスター、飛行機のノヴェルティなど、北朝鮮で生まれたさまざまなグラフィックが収められています。
Phaidon's new book explores graphic design in North Korea
印刷技術の違いもありますが、そもそも商品宣伝というものの考え方自体が根元からちがうことがよくわかります。わが国も、かつてこのようなティストの広告が大手を振っていた時代があったことを思い出しました。