「45歳からの心の整理術」 『PHP』編集部 著(PHP研究所)
45歳になるまではまだ遠い未来だと思っていたら、
案外時間はかかりましたが、なんとか折り返し点に到着しました。
若い頃、すごく大人だと思っていた45歳という年齢も、
なってみるとそんなに大人でもなく、
あたりを見渡すと自分のように
いいかげんな奴らばかりだということに気づきました。
若い頃見たあの人たちの存在感とはいったいなんだったのでしょうか。
たぶんジェットコースターがのろのろ坂を登っていくように、
出発地点に達し「どっこいしょ」と一呼吸おくさまに
そこはかとない威厳を感じたのかもしれません。
そこから先。
人生は坂道を下るように過ぎていきます。
自分なりの「心の整理」をするタイミングなのでしょう。
ある程度の年齢になれば、悩むことも迷うこともなくなるのでは……?と想像していたら、とんでもない! 家族のこと、仕事のこと、将来のこと…大人には大人の悩みがあって、自分で解決するべきことが増えてくる。
それでも、毎日を楽しく、心穏やかに過ごしたい。だからこそ、自分なりの「心の整理術」、もっていたいものです。
本書では、月刊誌『
PHP』および『
PHP』増刊号の記事より、
人気の記事を抜粋して再編集。
心屋仁之助「『好きなこと』をして、毎日を楽しく生きよう」
ひすいこたろう「いまある幸せに気づくことが、未来の幸せを呼び寄せる」
人づきあいで疲れないコツは、『心の距離』を置くようにすること」
諸富祥彦「落ち込んだ時の気持ちの切り替え方」
枡野俊明「生活を整えると、心も整う」……etc.
一度きりの人生だから、自分らしく、心を強く、しなやかに。各界の先生方のアド
バイスがヒントをくれるでしょう。