「家族ほど笑えるものはない2」カフカヤマモト*1(KADOKAWA)
家族4人の平凡でかけがえない日々を描くインスタ発絵日記、待望の第2作。
魂のこもった17ページに及ぶ渾身作「母はなぜイライラしてしまうのか問題」を含む、大幅な描き下ろし漫画・イラストを収録。
さっそくウェブサイトを見てみました。
家族ほどネタになるものはありませんが、いざ作品化しようとするとなかなか大変です。
どうしても客観的になれないため内輪ウケに終わってしまうからです。
商品化してヒットした作品といえば
読めば読むほど、作者のもつ観察眼と、表現者としての技術の高さを感じます。
しかし、ムリに物語にせず、日常の一コマを切り取ることに徹すれば、
ここまでできることを示したくれたのがカフカさんだったように思います。
子どもがふとしたきっかけで見せた仕草やことばには、
意外な発見が あります。
それ以上にこの時しか出会うことができない貴重なひとときも詰まっています。
リアルな写真で見せられると他人の幸せですが、
イラストだと自分のことのように抽象化できます。
家族の幸せをかみしめる一冊です。