「激震! セクハラ帝国アメリカ 言霊USA2018」町山智浩 著(文藝春秋)
強いアメリカとはいうものの、一皮むけばトンデモナイ人たちが支えるマンガのような世界だった。
トホホなアメリカ満載の言霊USA。
週刊文春の名物コラムの単行本化です。
世界を動かすアメリカの国内事情を知るには、ニュースで伝えられる速報だけでは足りません。
日本では想像できないほど社会の階層化が広がっている欧米社会。
欲や得や嫉妬や悪意。まるで七つの大罪そのものです。
その差を埋める役割を果たすのが特派員のリポートです。
生活者の視点を補助線に引くと、ニュースを動かす源が見えてきます。
ところが、生活にまで降りていって伝えるには任期の数年の特派員には限度があります。
「アメリカ人に受けるコンテンツは民意を反映しているだろう」と、
スクリーンに映し出されるアメリカから、
私たちが知らないアメリカを掘り起こしたのがこの本です。