「東京店構え マテウシュ・ウルバノヴィチ作品集」 マテウシュ・ウルバノヴィチ 著、サイドランチ 編(エムディエヌコーポレーション)
アニメ監督新海誠のもとで、映画「君の名は。」など数々の作品の背景美術を手がけたポーランド出身のイラストレーターマテウシュ・ウルバノヴィチが東京のレトロで小さなお店をイラストで描いた作品集です。
4年間暮らした東京で見つけた個人商店を、水彩画で表すシリーズだ。イラストは取材・撮影した素材をもとにアトリエで作画するが、「僕の中で一度消化して、魂を吹き込むように描いている」。実際に足を運んで得た感触や雰囲気が伝わるよう、細やかな筆づかいで描く「君の名は。」背景画の欧州出身作家、東京の商店を描く:朝日新聞デジタル。
マテウシュさんはツイッターで作品を発表し続けていますので、その全貌はネットで見ることができます。
この「東京店構え」6枚目のお店は、谷中を散歩した時に見つけました。
— マテウシュ・ウルバノヴィチ (@gommattjp) 2016年4月13日
東京の中でも古い街並みが残っていることで有名なスポットなので、よく探検に行きます…https://t.co/WJX77njRKh pic.twitter.com/IcciZq6uPs
絵心のある人が、本気で記録を始めるとすごいことが分かります。
ツイートを読むと、味のある建物や、人々の暮らしが染みついた建物が今風前の灯火であることが分かります。
文化遺産の保全とはこうしたささやかなものを大切にすることなのだと感じます。
「須田商店(石川家)」(大正末期)築地の角地に建つ銅板建築。細かな銅板細工も綺麗に残っているが、明日から解体と聞いて見納めにきた。残念ながら東京という都市はこういった文化史的に価値がある建築を残すことができない。 #今日の看板建築 pic.twitter.com/gJjkWAuB5j
— Jun-Jun (@biblio_babel) 2018年4月15日