「決算書で読む ヤバい本業 伸びる副業」長谷川正人 著(日本経済新聞出版社)
アマゾンレビューで高い評価(5)を受けたビジネス書です。
例えば紡績会社で知名度を誇ったカネボウが、化粧品の老舗ブランドに変身したように、事業を乗り換える企業が目立ちます。
小売から金融に軸足を移すイオン。不動産に手を伸ばすフジテレビ。本業で培った技術を伸ばすのではなく、イメージとは違う事業が稼ぎ頭の企業の中身は一体どうなっているのか。
そんな疑問に答える切り口が「決算書」です。
お金の流れを辿るのがなぞを解く鍵というのは、映画「マルサの女」や「アンタッチャブル」などで立証済みの方程式です。
決算書が真っ正直に書かれている企業は信用しても大丈夫。
データで仮説を立証する探偵小説に似た味わいです。
決算書で読む ヤバい本業 伸びる副業
ソフトバンク、アマゾン、ベネッセ、HIS……
「生き残る会社」は、時代にあわせて稼ぐ事業を変えていた。
決算書で見抜くあの企業が儲かる理由!
◆決算書は企業戦略を写す鏡。本書は、経営環境の激変を受けて、自らの姿を変え続ける企業を分析するための「決算書の読み方」について解説。なぜ、その事業を選んだのか、そのビジネスでどう稼ぐのか。リスクや将来性を見通すには……実際の決算書を使いながら、ポイントを押さえてわかりやすく説明します。
◆ソフト流通からブロードバンド・携帯、そして投資会社へと変わり続けるソフトバンク。先行投資で赤字のEコマース事業をクラウドで支えるアマゾン。少子化で減収に悩む教育産業から介護へと軸足を移すベネッセ。ネット時代に、あえて「変なホテル」「ハウステンボス」などのリアルで稼ぐHIS。本書で取り上げるのは、最近話題の企業・ケースがメインです。興味深く読み進めながら、安全性・成長性分析、時系列・業種間比較、業界特有の指標といった、ひととおりの経営分析の基本知識を身に付けることができます。
◆初心者でもわかるよう、実際の決算書のデータを使いながら、注目のポイントや見方を解説。前作の『ヤバい決算書』のように丁寧な解説をこころがけます。
本書で取り上げる企業・・・・・・アマゾン、楽天、ソフトバンク、富士フイルム、日立造船、HIS、ベネッセHD、サッポロHD、イオン、ライン、クックパッド、フジ・メディアなど。