「特急マーク図鑑 列車を彩るトレインマーク」松原一己 著(天夢人)
小さな出版社が届けてくれる本には、大手出版社にない特徴があります。
それはこだわりであり、愛情です。
鉄道マニアの間で知られるサイトに「トレインマーク事典」というサイトがあります。
nihonkai.exp.jp
運営しているのは宮城県大崎市の日本海ファクトリーというデザインとステッカーの会社です。
切り文字やステッカーの技術を利用して表札などの制作をしている会社ですが、
イラストレーターの松原一己さんがこれまで手がけた特急マークを集めて本にしました。
想像する余白が多い分ーだけ見ているだけで列車に乗って旅に出た気分になる本です。
1978年から電車特急、翌79年から
ブルートレインでイラスト入りのトレインマークが採用されました。
列車名にちなんだカラフルなイラストは、
ブルトレブームや
エル特急ブームに拍車をかけました。
本書は、
イラストレーター・松原一己氏が作成したトレインマークの中から、特急のトレインマークを
50音順で掲載した大事典です。鮮やかで美しく、そして懐かしいマークの掲載点数は364点!
昼行・寝台・臨時の各特急のトレインマークを、文字マークから
ヘッドマーク、ボンネット形といった
形状の違いだけでなく、イラストの微細な差違まで精密に描き分けています。
本文では、列車の略歴や愛称名の由来、トレインマークの見どころなどを解説。コラムでは急行の
トレインマークや車体の
ロゴマークなども掲載しています。
松原 一己 天夢人 2018-05-17