「小説X あなたをずっと、さがしてた」蘇部健一 著(小学館)
「WEBで期間限定全文無料公開しタイトルを募集」という方法がどのようなものか確かめるにはサイトを見るのが一番。
小説X | 小説丸
小学館のサイトを見てみると、著者が発信するツイッターが目の中に飛び込んできました。
共感と共有がキーワードとなる売り方のようです。
でも批判の声も・・・・
「ルビンの壺が割れた」(新潮社)が売れたので、その商法を小学館がパクったもの。つまり、最初は一定期間ネットで公開し、タイトルを公募するなりして話題性を高め、知名度を上げる。その後、単行本として売り出すというやり方。
満足するかしないかは読者次第。これも新しい出版のあり方かもしれません。
小説X あなたをずっと、さがしてた
WEBで期間限定全文無料公開しタイトルを募集した『小説X』。総閲覧数14000人、タイトルには1261通もの応募が殺到。「最後の結末に身の毛もよだちました」「とにかく面白くてあっという間に読めた」「何度も読むと違う面白さが浮かび上がってくる」など、たくさんの感想が寄せられた話題のストーリー展開。『小説X』にタイトルがついていよいよ単行本刊行。
書き下ろし短編「四谷三丁目の幽霊」も収録。
(ストーリー)
奈子は、大学の通学路でいつもすれちがう男性がとても素敵で、ずっと気になっていた。話しかけることもできず日々は過ぎ、いつのまにか彼に逢えなくなってしまう。彼に再会する日を夢見る奈子。だが、親友の葵とともに彼をさがすも、いつもあと一歩のところですれちがってしまう。最後の1行に命を懸けた蘇部健一渾身の1作。
ネット騒然!ラストに驚愕!読み始めたら止まらない!戦慄の展開が待ち受ける恋愛ミステリーを是非ご堪能ください!!